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自治体の皆さまへ

令和4年 第1回定例会(2)

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愛媛県上島町

続いて、令和4年度上島町の当初予算についてですが、その編成にあたっては、新型コロナウイルス感染症への新たな対応と、地域経済活動の両立を図りながら、財源の確保とスクラップ・アンド・ビルドを徹底したところ、上島町の一般会計当初予算の総額は67億1300万円で、前年度に比較して2億7700万円、4・3%の増ではありますが、2年連続で一般会計総額を70億円以下に抑えることができました。特別会計と企業会計を含めた町全体の予算総額については、106億8494万4千円で、前年度に比較して3億9047万8千円、3・7%の増となりました。歳入では、歳入総額の5割以上を占める地方交付税が、国の地方財政計画および前年度実績から34億2300万円で前年度比8400万円、2・5%増を見込みました。ただ、令和元年度をもって合併算定替えの特例措置が終了したことと、普通交付税の算定基礎に用いられる令和2年国勢調査人口の減少により、今後も非常に厳しい状況が予想されます。一方歳出では、人件費、扶助費、公債費を合わせた義務的経費を、29億3728万円で、前年度比マイナス5373万円、1・8%減としております。今後も、この義務的経費を削減することで、経常収支比率(令和2年度決算96・4%、県下第18位)の改善に努め、財政構造の弾力性を高めてまいります。
新規事業といたしましては、
・上島町唯一の県立高等学校である弓削高等学校の存続へ向け、県外からの学生を確保する為の学生寮整備。
・公共施設への脱炭素化の取り組みや災害対応として、岩城庁舎の屋上に太陽光発電設備と蓄電池設備の整備。
・地域経済対策として、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、売上げの減少が著しい町内の事業者などにおいて使用可能な、プレミアム商品券の発行。
・子育て支援として、現在の中学生以下への医療費無償化を18歳以下まで拡充。
などを提案しております。
また、私の公約のひとつでもあります、心豊かな町づくりのために、かみじま音楽祭を復活し、島に音楽を響かせ、コロナ禍で沈滞したムードを吹き飛ばしたいと思っています。このように、本町が将来にわたって持続可能な行政運営を行っていくため、今後も更なる行財政改革を推進するとともに、新たな財源の確保、事業の見直し、公共施設の統廃合などに取り組んでいく必要があると考えています。
さて、3月20日には岩城橋が開通し、町民の長年の夢であった「ゆめしま海道」が全線開通します。岩城橋の完成により、上島町のさまざまな課題が解消され、総合力が格段に上がることは確実です。中でもサイクリストをはじめとする国内外からの観光客も増加し、町外との交流が盛んになることで、経済も発展する起爆剤になることでしょう。この流れに対応するため、上島町においては各課においてさまざまな準備や計画を進めています。一例として、新年度から自転車新文化への取り組みやスポレクを含めた商工観光全般、愛媛FCなどプロスポーツ支援に特化した課として、仮称ですが「観光戦略課」を設置し、町民の皆さまの期待に応えたいと考えています。
ただ、新たな課題も話さなくてはなりません。3月には町民の足として長年運航継続していただいていた岩城汽船と、長江フェリーの両定期航路が廃止になります。また、家老渡フェリーも減便せざるを得ない状況であり、航路業者などの経営が厳しくなっていることを私たちは忘れてはなりません。私といたしましては、今まであたり前のように、ライフラインや公共サービスを担ってくれていた民間業者に対し、行政は失業対策として委託業務などを提供する責任があると考えておりますので、町民の皆さまの暖かいご支援とご理解をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
結びに、2月4日から開催された2022北京冬季オリンピックやパラリンピックにおいて、世界のアスリートから「競技を超えた友情」や「果敢に挑戦」することの大切さを学ぶことができました。その反面、2月24日に始まったウクライナ侵攻により、今この時点でも、罪のない子どもたちが犠牲になっています。私は、この時代に侵略があるとは想像もしていませんでした。国際問題に意見を述べる立場ではないかもしれませんが、平和な国日本に暮らす私たちは、このウクライナの問題に目をそらすことなく、関心を持ち続けなければならないと考えています。

上島町長 上村俊之

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