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自治体の皆さまへ

今はむかし(その326)

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東京都狛江市

■環境週間から環境月間へ
昭和48年6月5日から1週間行われた狛江市第1回環境週間の時は、まだ市民センターも市民広場もできていなかったので、福祉会館で公害の話と映画会を、市役所内にあった集会所前広場で自動車の排気ガス検査を行った。50年には市民課窓口でツツジ・サザンカの苗木配布、51年には環境保全市民委員会と市民5団体の代表も企画に加わる市民ぐるみの活動となり、多摩川の河川敷清掃と自然観察会、バスを使って多摩川衛生組合などの施設見学会、交差点での環境調査(狛江三叉路で一酸化炭素、鉛、交通量、騒音、振動など)、福祉会館では写真展と健康料理教室、講演会など、多彩な行事が行われるようになった。52年には「環境週間狛江市実行委員会」ができてパネル展、ポスター展などを福祉会館で、苗木配布とサツキ展、園芸講習会を狛江第一小学校の校庭と体育館で行い、54年には西河原公民館駐車場を会場に「環境まつり」という名称で行うなど、内容の充実が図られながらもいくつもの会場に分散して行わなければならなかった。
昭和53年には市民センターが開館。55年には新市庁舎、56年4月には市民広場が完成したので、56年からは開会式と関連行事は市民広場で、パネル展は市役所2階ロビーと市民センターで行うようになった。また、54年より会員による二酸化窒素の測定を始めている。
その頃、合成洗剤による河川の汚れがひどく、たびたび講演会の話題になっていたが、昭和63年に廃食用油を使って石鹸けんづくりをしたところ大変好評だったので、平成2年からは花の配布とともに廃食用油の石鹸づくりを開会式で毎年行い、今に続いている。野川で河川調査を始めたのも平成2年で、その頃は水が少なく汚れがひどい。雨が降ると下水からの越流水で茶色く濁(にご)る。多摩川での河川調査も平成5年から行っている。
平成8年には、環境問題は未来に続く大切な問題だから通年の事業にしようと「環境を考える会狛江市実行委員会」と名称を変更した。その頃から開会式の関連行事として枝葉(しよう)を破砕して作ったチップの無料配布、家庭用生ごみ処理機などの器材の展示、家具など粗大ごみの再活用などさまざまな活動を行っている。また、会員による酸性雨調査が行われるようになったのもこの頃からである。
平成19年には、環境問題の重要性から環境週間が環境月間になったので、平成21年の開会式を5日(世界環境デー)にこだわらず、6日土曜日に行ったところ、図書館に来る小・中学生や幼児を連れた親子連れが多かったので、地球の未来を背負う子どもたちのために翌年より開会式を土・日曜日など学校休校日に行うことにした。

井上孝
(狛江市文化財専門委員)

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