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メディカル通信

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静岡県下田市

■脂肪肝について
内科 湊 志仁

最近の10年間で経口の抗ウイルス薬の治療が行き渡り、C型肝炎はほぼ治癒、B型肝炎はコントロールが可能となりました。変わって肝臓病の分野で脚光を浴びてきたのが脂肪肝です。脂肪肝は、従来予後経過は良好なものと考えられ、またアルコール性肝障害の初期段階に見られるとされていましたが、飲酒歴のない人にも、進行する脂肪肝炎の群があることがわかってきました。肝臓の脂肪化を改善する特効薬が未だ無いのは、体重減少を可能にする良薬が無いのと一緒です。従って食事や運動、飲酒習慣の改善などが重要になってきます。
食事のポイントは、まず危険な油(白いラードのような獣肉やインスタント食品の油)は控え、飲酒は2合までとし、ここでたんぱく質の摂取が重要となります。たんぱく質は、魚、肉の筋肉の部分、豆や豆腐に多く含まれます。
炭水化物・麺類や脂肪分はその組成がH:水素、O:酸素、C:炭素でできており、N:窒素を含むたんぱく質とここで区別されます。人間が体を作るのに食事から窒素=たんぱく質をとる必要があります。これは炭水化物や脂肪、お酒では代替え出来ません。
健康診断で脂肪肝と言われても、肝臓崩壊が進み肝臓線維化の進展がない脂肪肝は予後良好です。むしろ全身の脂肪貯留で弊害のある、糖尿病・高血圧・高脂血症・心臓病のような合併症を予防しながら全身の内臓脂肪を減少させる事が重要です。

問合せ先:下田メディカルセンター
【電話】25-2525

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