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みんなの診療所 No.171

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北海道寿都町

■低温やけどについて
看護師 徳田 恵
熱傷(やけど)は日常生活のなかで起こりやすい外傷の一つです。高温の液体や固体と接して起こる熱傷、火災や爆発、薬品による化学熱傷、家庭電源や落雷などによる電撃傷などがあります。
カイロや湯たんぽなどに長時間触れ続けるとヒリヒリしたり赤くなったりするのもやけどの一つで「低温熱傷(低温やけど)」と言われています。
今回は、冬期間に注意が必要な「低温熱傷(低温やけど)」についてご紹介します。

○低温熱傷(低温やけど)とは
体温よりも少し高めの温度(44-50℃)で起こる熱傷のことを「低温熱傷(低温やけど)」といい、低温熱源に長時間肌が触れることで起こります。
見た目には分かりにくく、痛みを感じにくいことがあるため軽傷と勘違いしがちですが、普通のやけどとは違い時間の経過とともに重症になる場合があるため、症状が改善しない場合は早めに医療機関を受診しましょう。

○症状
やけどは、1度・2度・3度に分類され、それぞれ症状が異なります。やけどが皮膚組織のどの部位まで深く損傷しているかで決定され、皮膚の薄い子どもや高齢者は損傷レベルが高くなります。
1度:ヒリヒリした痛みと、赤みが生じます。
2度:水ぶくれが発生し、皮膚の損傷が浅い場合は強い痛みや赤みが生じます。皮膚の深い部分まで損傷している場合は痛みがなく、赤くなったり紫色から白色になったりします。
3度:熱源との接触時間が長いため深部組織まで損傷が及んでいることが多く、徐々に皮膚が壊死してしまいます。痛みを感じる神経まで損傷されているため痛みはなく黒色や褐色、白色になります。

○低温やけどになりやすい人
・皮膚が薄い高齢者
・寝返りができない乳児
・知覚や運動機能の麻痺がある人
※自分で温度調節ができない人や熱さを感じにくい人は低温やけどになりやすいので注意しましょう。

[低温やけどをしてしまったとき]
・すぐに水道水などの流水で冷やす
すぐに清潔な流水で20分程度冷やしましょう。少しでも早く応急処置をすることが重要です。
衣服は無理に脱がさす、衣服の上から流水をかけて冷やしてください。

[してはいけないこと]
・水泡などは潰さない
水泡や水ぶくれは潰さないでください。
雑菌が入り皮膚がただれたり、感染症を起こす可能性があります。
・冷却スプレーや熱冷まし用のシートは使用しない
捻挫をした時などに使う冷却スプレーや熱冷まし用のシートは冷たさを感じるだけでやけどの治療には効果はありません。
・民間療法や自己判断で済ませない
アロエが熱傷に効くという話がありますが、アロエを皮膚に塗ったり貼り付けたりしないでください。
また、市販の軟膏なども自己判断で使用せず、医療機関に相談してから使用するようにしましよう。

問合せ:寿都町立寿都診療所
【電話】0136-62-2411

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