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まちかど a street corner(220)

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石川県津幡町

■DVで苦しむ人たち
皆さんは、DV(ドメスティック・バイオレンス)をご存じだろうか。「配偶者や恋人など親密な関係にある、またはあった者から振るわれる暴力」のことで、これは男女ともに被害者が増えてきているが、いずれも女性の被害が多い。また、警察に被害相談しても、大半は申告していない実態がある。いわゆる泣き寝入りだ。自分が悪いから暴力を振るわれたと思っていたり、何も言えなくなっていたりする。DVは相手が爆発した後、ハネムーン期が来る。DVをした相手が謝ったり、優しくなったりすることで、された側は勘違いのループに入っていく。
随分前のこと、帽子を深くかぶり、マスクをしたお母さんが、子どもを連れて来ているのに遊び場にも入らず、通りがかりの私に声をかけた。子どもは預けてきたとのことで話したいことがあるのだと察知し、別の部屋に案内した。戸を閉めた途端、母は泣き崩れ、しばらくしてから帽子とマスクを外した。目の周りには黄色がかったあざがあり、まだ目が半開きで腫れていた。頬や肩、腕、横腹、足まで、よくぞそこまで殴れたものだなと思うくらいボロボロの状態だった。それを見た途端、涙があふれ、抱き合って泣いた。
結局、そのお母さんも自分を責め続け、相手の要求に応えようと努力しているができないために暴力を振るわれるのだと言っていた。また、自分がいないとやっていけない旦那なんだと、共依存の関係をあらわにしたケースだった。旦那は子どもにまで手を出したため、弁護士に相談し離婚することができたが、この相談がなかったら、多分未だにループから解き放たれなかっただろうと思うと、子どもの人生はどうなっていたんだろうか…、とぞっとする。
毎日をやっとで生きている人々、自分が悪いと思い続けて暴力を受け続けている人、目を覚ましてください。まずは一歩、相談することから。勇気を出して!秘密は固く守られますので安心してください。
聖霊児童相談センターあい。【電話】261-9817【E-mail】seireiai5@gmail.com

▽村中智恵(むらなかさとえ)
看護師として10年の勤務後、専業主婦となる。4人の子育て中に出会った母親たちから聞こえてくる苦しみは、まさに「家族の危機」が多く、水面下の現実を知る。
その後、母親たちを支援することにより、子どもの健全育成を図ることができるのではないかと考え、地域協働の子育てを実現させようと活動を始める。
聖霊児童相談センターあい勤務。

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