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ハートランド(渡良瀬遊水地) 私が案内します Vol.41

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栃木県栃木市

■出水ツルの越冬地
椎木伸一(しいのきしんいち)さん
堀昌伸(ほりまさのぶ)さん

▽栃木市の会議でラムサール自治体デビュー
「おおっ、地球が丸いことを思い出した」。遊水地の高さ約20mの空に、熱気球の係留飛行でふわり浮かぶと、ヨシ原や地平線が一望。鹿児島県出水(いずみ)市長の私、椎木伸一(写真上の左)は、思わず感動の声を上げました。
この日、全国から集い、遊水地を視察(同右下)した市町長らが次々に搭乗。栃木市の「湿地の賢い利用策」を楽しみつつ、「観光客を呼べるアクティビティー」が自らの市町でも生かせないか、ヒントを探します。
昨年10月20日、「ラムサール条約登録湿地関係市町村会議」が、会長市の栃木市で開かれました。会議で、「国内最大のツルの越冬地」として昨年末に登録されたばかりの出水市が、大川秀子会長から新規会員として紹介され、「仲間入りを」と挨拶してデビュー。全国の登録湿地は53カ所、関係市区町村が71になりました。
2日目の「交流・学習会」。当市に、もう一度出番が。テーマの一つが、ラムサール事務局の新しい制度。「湿地」だけでなく、市町村をまるごと「ラムサール条約湿地自治体」に認証します。当市はいち早く湿地登録と併せて申請し、今回、新潟市とともに国内で初認証されました。事例報告(写真左下)で「ツルは人里で冬を越し、共生には地域の理解が不可欠。一方、ツルの越冬地として市全体をブランド化すれば、観光などで地域の発展が期待できます」と説明。耳を傾けてもらえました。
私、堀昌伸(同上の右)は出水市ラムサール推進室長です。会議は、北海道から沖縄まで全参加自治体が発言、栃木市を舞台に交流と連携の輪が広がりました。参考になることが多く、持ち帰り生かしていきます。

※写真は、本紙またはPDF版32ページをご覧ください。

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