■勉強だけが大事と思っていませんか?西郷どんの教えその37
令和4年度も1か月が過ぎ、若葉も茂って清々しい季節になりました。豪雪に悩まされた日々も、ひと月ふた月と時が過ぎれば桜の花が咲き、私たちの生活にも明るさが感じられるようになってきました。とはいえ、海の向こうでは安住の地を失い明日の生活も想像できない人々がいるかと思うと、前向きになれない気持ちが実感です。
今回は「才と識」についてです。
西郷さんは「人は才能と知識があればどんな事でもたやすく成功させることができると思っているが決してそんなものではなく、事が良く行われる為には、働きの源となる本体(主なる心)に『誠』又は『誠意』などが備わっておるということが最も大事なことである。」と教えています。
しっかりした内容と才能、そして真心とが一緒になった時、物事は立派に行われるものであるということでしょう。安住の地・地球も大きな環境問題を抱えている中、平和な世界を次の世代にしっかりと承継していくためには、真心ある姿勢が肝要であると感じています。
中山町長 佐藤俊晴
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