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地域おこし協力隊“まさお”通信 第3回

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千葉県長柄町

長柄町地域おこし協力隊
池田雅央

長柄町の皆さん、こんにちは!地域おこし協力隊の“まさお”です。前回から始めた、私が経験した海外旅行の話を引き続き、皆さんに共有したいと思います。
今回、お話しするのは2018年に行ったミャンマーです。たくさん話したいことがあり長くなるため、今回は前編と後編に分けたいと思います。ミャンマーというと、アウンサンスーチーさんが有名です。かつて、ビルマと呼ばれていたこの国は、“アジア最後のフロンティア”とも呼ばれており、その中でもバガンという地域を見てみたいと思い訪れました。バガンについては、後編でお話しします。前編では、ミャンマー最大の都市である、ヤンゴンでのお話です。

ヤンゴンの中心街は、デパートや高層ビルも建っており、思っていたより発展していて驚きました。公共バスや鉄道も通っており、ほとんど日本と変わらないように感じました。ダウンタウンは、雑踏とした雰囲気で昔ながらの風景が残っていました。ダウンタウンにはたくさんの露店があり、地元の方々が談笑しながら食事を楽しんでいました。

ヤンゴンの鉄道では、日本で使われなくなった車両が今も現役で活躍しています!私が乗車した列車の側面には「石巻」と書いてあったので、石巻線の車両だったのだと思います。ヤンゴンではスクーターや車もたくさん見かけるのですが、駅ではたくさんの人々が乗り降りしており、鉄道も重要な役割を担っていることが分かりました。日本人がほとんどいない遠く離れた地で、日本の車両が活躍している姿を見るととてもうれしくなりました。列車内では、日用品やお土産などを売り歩いている人たちもたくさんいました。

ミャンマーでは、多くの方が仏教を信仰しています。ヤンゴンでも特に有名なシュエダゴン・パゴダに行きました。“パゴダ”とは、仏塔を意味する英語です。ミャンマーでは、〇〇パゴダと名付けられた寺院がたくさんあります。日本の質素なイメージとは異なり、近代に建てられた寺院は装飾が派手で、外観は金色です。また、寺院に収められている仏像の周りにも赤色や青色などカラフルなLED電球などを用いて派手に演出をしています。

神聖な場所という理由だと思いますが、寺院の中は裸足で入ることが義務付けられています。そのため、寺院の入り口には靴を置いておく下駄箱が用意されています。寺院内は屋外エリアもあるため、雨が降っているときなどは、濡れた床を歩いていくため童心に帰った気持ちになります。屋外エリアは日の光が強い時期や時間帯だと裸足で歩くと火傷してしまうため、床に絨毯が引いてあったりします。シュエダゴン・パゴダの場合だと下駄箱から本殿までに長い階段があり、その両脇にはお供えする品物を売っているお店がたくさんありました。寺院内での過ごし方は様々で、熱心にお祈りしている方もいれば、横になってくつろいでいる方もいて、信仰心は強いように感じますが、作法が厳しいということでもなく、日常に溶け込んでいるという印象を受けました。

ミャンマーには古くから伝わる「八曜日占い」という占星術があります。これは、自分が生まれた曜日から自分の守護動物や性格、他人との相性などを占うというものです。ちなみに、ビルマ歴だと水曜日を午前と午後に分けるので、八曜日となっています。シュエダゴン・パゴダでは本殿を囲むように各方位に各曜日に対応した守護動物の像が祭られており、自分の誕生曜日に対応した像にお参りします。私は土曜日生まれでしたので、龍の像にお参りしてきました。また、持ち上げた時に軽いと感じると願いが叶うという石なども置いてあり、観光客でも気軽に楽しむことができました。

さて、もっとたくさんお話したいことがありますが、今回はここまでとしたいと思います。次回は、ミャンマー旅行の後編、バガンでのお話です。お楽しみに!

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