■ポストコロナの健康づくり
コロナ禍で、私たちの生活環境や意識は大きく変化しました。密を避けるための外出機会の減少やリモートワークの導入により、体を動かす機会が減っています。また、在宅時間の増加に伴う「健康」への意識の変化や、デジタル化の推進で、「働き方」や「時間の使い方」への意識に変化が生じました。
スポーツ庁によれば、コロナ禍で在宅勤務が増えたことで、コロナ禍以前に世界最長だった日本人の1日の座位時間(平均7時間)は、さらに増加し、1日の歩数は低下しました。座りすぎが体に与える影響は大きく、長時間座り続けることで血流や筋肉の代謝が低下し、座位時間が長いほど死亡率が上昇するそうです。
2月22日(水)、健康づくりに関わる主な組織団体の代表者15名で構成された「三川町健康・体力づくり推進協議会」を2年ぶりに開催し、町民への「健康づくりアンケート」の調査結果を報告しました。5年前に比べて、「健康感が低い方」の割合や「栄養のバランスを考えている」方の割合が増加しており、コロナ禍の影響がうかがわれます。
変化した生活環境や意識の一部は、今後も、定着していくことが予想されます。健康づくりにおいても、効率的な栄養摂取や運動、テレビを見ながらの運動や座ったままでの足の運動など、「時間の使い方」が重要になってくるのではないでしょうか。
40歳以上を対象とした三川町健康マイレージチャレンジ事業(みかわマイチャレ)では、健康づくりの取り組みをポイント化し、貯まったポイントに応じて、日用品や商品券をプレゼントしています。取り組みには、イベントへの参加だけでなく、ウォーキングなどの個人で取り組めるものもあります。
コロナ禍後の生活を健康に楽しむためにも、まずは、各々が健康づくりに取り組み、習慣ができたらイベントやサークルに参加して、気の合う仲間と一緒に健康づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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