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自治体の皆さまへ

はじめてみませんか?「人生会議」~最期まで住み慣れたまちで暮らしていくために~ 1

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■あなたはどこで?
~理想は69・2%、現実は15・7%~
あなたは人生の最期をどのように迎えたいか、考えたことがありますか?
平成29年度厚生労働省の「人生の最終段階における医療に関する意識調査」では、7割近くが「自宅で最期を迎えたい」と回答しています。しかし実際には、73・2%が医療機関で亡くなっており、自宅で最期を迎えた方の割合は15・7%となっています(令和2年度人口動態統計より)。

■人生会議をしませんか?
人生の最期を本人や家族の希望に沿ったものにするために、人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)という取り組みがあります。これは、自分の大切にしていることや望む医療・介護について考え、信頼する人たちと繰り返し話し合い、共有することをいいます。「もしも」のときに備え、人生会議をはじめてみませんか?

◆人生会議について考えてみませんか
吉冨雄治さん(医療介護連携センターセンター長)(三島市医師会 副会長)
住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する地域包括ケアシステムが開始されて4年目です。開始に先駆けて、三島市では医療介護のよろず相談を目的とする三島市医療介護連携センターを開設しました。市民の皆さまからさまざまな相談をいただき、在宅医療の主治医紹介も順調です。その一方、人生会議の認知度は、2021年の損保会社の調査では15%と、コロナ禍で広がることを期待しましたがまだまだのようです。
この機会に改めて、人生会議について考えてみてはいかがでしょうか。以前、「人として最期を迎えるとき」(看取りガイド)を全世帯に配布させていただきました。その中に人生会議についての記載があります。このようなときだからこそ、ご活用いただければ幸いです。
看取りガイドは地域包括ケア推進課でも配布中

◆〈体験談〉自宅で姉を看取って
青柳節子さん(南二日町)
南二日町にお住まいの青柳節子さんは、姉・月子さんを自宅で介護し、その最期を自宅で看取られました。
節子さん、そしてお二人をサポートした介護支援専門員・杉山好子さんに、その体験や思いを伺いました。

○最期まで一緒にいられた幸せとサポートしてもらった方たちの支えで一歩一歩前へ
青柳節子さん(南二日町)
姉の介護が始まったのは7年前、私が今まで続けていた仕事を終えたことを伝えた年の春のこと。地域包括支援センターにケアマネジャーを紹介してもらい、介護保険でベッドを借り、自宅での生活が始まりました。友人の母親が使っていた車いすを借り、天気の良い日には近所の散歩にも出かけました。
ケアマネジャーの勧めでショートステイも利用しましたが、姉本人の希望もあり、週に3日ほどデイサービスを利用し、私自身も自分の時間を持たせてもらうことができました。自宅には主治医の先生・看護師さんにも来てもらいとても心強く、また、歯科や鍼灸の先生にも来てもらい、チームで関わることで姉を自宅で看ていくことができたのかなと思います。とはいえ、自宅での生活も終わりは来ます。令和2年の秋の朝、「もうダメかな」との予感はあたり、抱きしめた腕の中で姉は旅立ちました。
姉との別れは悲しいものでしたが、自宅で最期まで一緒にいられた幸せと、サポートしてもらった方たちの支えを感じながら一歩一歩前に進んでいくのが、今の自分への課題であり、最愛の姉が残してくれた財産だと思っています。

○本人の希望も介護者の時間も
杉山好子介護支援専門員(ホームケアサービスこころ)
できる限りお姉さんを自宅で看たいという節子さんのサポートをするため、まずは介護ベッドのレンタル、ご自宅のトイレの住宅改修を行いました。その後、自宅での入浴が難しくなってきたお姉さんの希望をかなえつつ、介護者の節子さんの時間を持ってもらうため、デイサービスの調整を行いました。
自宅で一緒にいるときには、おしゃべりをしたり、歌を歌ったりと、仲の良いお二人がとても楽しそうでした。
介護保険だけでなく、近所の人や友人のサポートを受けながら、最期までご自宅で過ごされたお二人を支援でき、本当によかったと思っています。

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