論語素読のテキスト『壬生論語古義抄(みぶろんごぎしょう)』から、章句を紹介します。
■三二
子(し)の曰(いわ)く、古者(いにしえ)は言(げん)の出(いだ)さざるは、躬(み)の逮(およ)ばざるを恥(は)じてなり。
(里仁第四)
先生が言われた。「昔、人が言葉をたやすく口にしなかったのは、もし実行できなかったらと恥じたからだ」
◇みぶまるから一言
この言葉は、自分ができもしないことを人前でぺらぺらとしゃべるのはとても恥ずかしいことだということを教えてくれているね。言うからには具体策を持って着実に実行する「有言実行」が大切なんだね。
毎週土曜日午前9時から10時まで、歴史民俗資料館で、この『壬生論語古義抄』を使った素読の教室《壬生論語古義塾(みぶろんごこぎじゅく)》を開催しています。
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