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法律相談コラム

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埼玉県八潮市

法律相談などで多い事例とそのアドバイス

■残業代の請求
〔事例〕
私は会社との労働契約上、午前9時から午後6時まで勤務することになっています(休憩時間1時間)。しかし、最近は上司の命令で、平均3時間程度は残業することが常態化しています。しかも、その時間はいわゆるサービス残業であり、残業代は支払ってもらえていません。会社に残業代を請求することはできるのでしょうか。

〔回答〕
残業代とは、契約によって定められた労働時間(所定労働時間)を超えて働いた場合に支払われる賃金のことをいいます。相談者の方の場合、午前9時から午後6時までのうち休憩時間1時間を除いた8時間労働することが労働契約上定められていますので、それ以上働いた場合、その時間に対応する残業代が発生することになります。さらに、1日当たり8時間という法定労働時間を超えて働いた際には、1.25倍の割増賃金が支払われることになります。したがって、相談者の方は、毎日3時間分の賃金の1.25倍の金銭を残業代として会社に請求できることになります。
また、従来、社員が未払い残業代などをさかのぼって会社に請求できる期間(時効)は2年までとされていましたが、令和2年4月に行われた労働基準法改正によって、この期間が3年に伸びることになりました。
会社に残業代を請求する場合には、タイムカードなどの証拠によって実際に残業していた時間を特定することが重要になってきます。タイムカードを導入していない会社においても、残業時間をその他の証拠によって特定できる場合もありますので、残業代の請求をご検討されている方は、お近くの法律事務所の弁護士にご相談ください。

問合せ:埼玉弁護士会越谷支部 鮎田謙一(弁護士)
【電話】962-1188

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