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町長日誌

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北海道池田町

6月4日(金曜日)
安井 美裕

先月、国の法改正により、災害時に市区町村が発令する「避難勧告」が廃止され、「避難指示」に一本化されることとなりました。これまで、災害の恐れが高いと判断した場合、まずは避難勧告、さらに緊急性が高いと判断されると避難指示が出されてきました。しかしながら、全国的に各種災害が多発するなか、この2つの違いが十分に理解されず、結果、避難が遅れて尊い命が失われるケースがあります。今回の一本化により、災害時に住民の皆さんが早めに危険性を認識し、避難を開始することが望まれます。
思い返すと11年前、私が町の防災業務を担当し始めた頃、帯広で開催された防災研修を受講したことがあります。研修には、防災業務に関わる市町村職員や町内会などの自主防災組織の役員など約30人が受講していました。冒頭、講師の方が「避難勧告と避難指示、どちらが重大な災害が近づいていると思いますか? 避難指示だと思う方、手を挙げてください」。今となっては初歩中の初歩の質問に、手を挙げた受講生は約半分、私も自信なさげに小さく手を挙げたことを記憶しています。まだまだ、その程度の時代でした。その後、東日本大震災や全国各地で豪雨災害に見舞われ、多くの犠牲や被害があり、今日(こんにち)のように住民の皆さんの防災意識が高まってきたのだと思っています。「災害は忘れた頃にやってくる。いや、忘れてはならない」。まずは、自分の命は自分で守る、そんな意識付けが必要だと思います。
さて、本日、「市町村長の災害対応力強化のための研修」がウェブ開催され、約3時間、講師の方とマンツーマンでみっちりと、危機事態の初動対応における市町村長の心構えや役割などを学びました。避難指示の発令の判断は、市町村長の任務です。「空振りは許されても、見逃しは許されない」的確かつ迅速な判断が求められます。何よりも「住民の皆さんの生命と財産を守る」という大きな責任を感じるものでした。

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