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自治体の皆さまへ

特集 使わなければただの紙 使いこなせば守りがみ(1)

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静岡県菊川市

災害を減らすことはできませんが、被害を減らすことはできます。そのために活用してほしいのが、「ハザードマップ」です。

近年、「記録的」「想定外」などの表現がテレビや新聞に取り上げられているように、これまでに経験したことのないような大規模な災害が、全国的に発生しています。
私たちは、常に自然の恐ろしさと隣り合わせで暮らしています。大雨による床上・床下浸水や、地震による建物の倒壊など、大切な財産が被害を受け、自身や家族の命に危険が及ぶといった状況も起こりうることを理解する必要があります。
昨年度、市のハザードマップが新しくなり、想定しうる最大規模である概ね1000年に1度程度の大雨が降った際の浸水想定区域が示されています。また、土砂災害や液状化などの危険な場所を示す地図や、災害時に役立つ情報も掲載しています。今回は、新たに追加された避難行動について解説し、どのように活用すれば、単なる本で終わらせないかを紹介します。

■ハザードマップ活用法 その1
菊川市マイ・タイムライン

台風など大雨が予想される際に、自分自身がとるべき避難行動を時系列的に整理するものです。大規模な風水害を想定し、慌てずに安全な避難ができるように、平時に家族と話し合い、万が一に役立てましょう。
マイ・タイムラインの作成方法など詳細は、市ホームページをご覧ください。

■家族の命は家族で守る
大雨の状況や住んでいる場所、家族構成や体調などによって、避難するタイミングや時間は異なります。長谷山さん一家は、新しいハザードマップを確認して、家族の防災行動計画「マイ・タイムライン」を作成し、家族のルールを見直しました。

〇在宅避難に備える
父…ハザードマップを見ると、長男の健留が通う小学校の裏には土砂災害の危険があり、避難所の地区センターへは川を渡って行かないといけません。健留が1番心配で、通学中なら「まず家へ」、「次に小学校、中学校」の順に避難を考えるよう伝えています。
祖父…生まれてからずっとここに住んでいますが、昭和57年の台風の時なども幸いにも大きな被害に遭わずに済みました。可能な限り在宅避難をしたいと思っています。
母…3年前の台風で停電した時は、家の水道とガスは止まらなかったので、あまり食事には困らなかったです。万が一のために、カセットコンロは用意しています。
祖母…停電が起きて、懐中電灯を増やしました。他にも、段ボールトイレや凝固剤は家族分備えています。

〇家族で役割分担
父…家族全員で半年に1回、防災食の種類や個数をリストをもとにチェックし、賞味期限が近い物は、普段の食事と一緒に食べています。
災害時、自治会班長へ家族の安否を報告するのは、祖父の役目です。
母…小学校から引き渡しの連絡が来たらまずは私が、次に祖母が迎えに行くことになっています。他に、トイレの準備は祖父がするなど、いざという時の役割分担を家族で決めています。

〇防災リーダーは小学生
父…健留が小学1年生の時、学校でもらった防災の冊子に興味を持ち、毎月家族で防災について話し合っていました。
母…段々とマンネリ化していましたが、児童館で開かれた出前行政講座を健留が受け、家族の防災会議をやりたいと家族に話して復活しました。
長男…前回は、ハザードマップにシールを貼りながら、避難所の位置を確認しました。また講座に参加して家で振り返り、災害に備えたいです。
母…今では、健留が家族の防災リーダーになっています。

◆長谷山家の役割分担
・防災食や持ち出し袋の確認…家族全員
・自治会班長に安否の報告…祖父
・子どもの引き渡し…まずは母、次に祖母
・トイレの準備…祖父

■家族で話し合うポイント
(1).いつどこに避難するのかハザードマップを確認して判断し、家族で共有しましょう。
(2)どうなっら避難するのか警報が出たら避難するのか、子どもが家に1人で留守番している時はどうするのかなど、家族一人ひとりが判断できるようにしておきましょう。
(3)避難経路の確認家や避難場所が安全でも、そこまでの道のりで危険な場所はないか、どの道が安全かを把握しましょう。

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