- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道栗山町
- 広報紙名 : 広報くりやま 令和7年9月号
介護福祉学校と栗山高校を隔月で取材!
◆伝える力を身につける
2年
木村柚琶(ゆずは)さん
宮城輝拓(きせき)さん
7月26日、27日の2日間、岩見沢市で開催された、SDGsの理解を深めるためのイベント「まめフェス7」に、介護福祉学校2年生延べ20人が参加し、学校での取り組みなどを紹介しました。
▽地域活動研究を紹介
介護福祉学校では、地域との関わりを通して学びを深めるため、3つのグループを作って地域活動研究を行っています。生活支援グループの木村さんと宮城さんは、今回のイベントのブースの目玉が、去年の卒業生と、ファブラボ栗山との連携で完成した、立ち上がり時などの介助に役立つベスト「グリップ背オール」だと言います。
▽介護職員の一番の負担は腰
「身体介護では介助者の腰に負担がかかります。このベストを着用することで、介助者の負担が軽減され、介助される側の持っている能力も引き出すことができ、両者にとってメリットがあります。私は将来、高齢者が一日でも長く自立した生活を送れるよう支援できる介護職員を目指しています」と木村さんは話します。
▽誰もが平等にサービスを
「小学生の頃、障がい者施設で働く母を見て、将来は自分も誰かを支えられる人になりたいと思い、介護の道を選びました。目指すのは、どんな人にも同じように接することのできる介護福祉士です」と宮城さん。イベントでは、高齢者に多い熱中症の予防や、脳トレドリル、調理のレシピ紹介なども行いました。
また、モルック体験コーナーも作り、立ち寄った子どもから高齢者など多くの人に楽しんでもらったそうです。
▽就職後に活かせる説明力
2日間引率した介護福祉学校の藤田秀剛教諭は、「イベント参加は、説明力をあげるという面で良い機会になりました。就職後は、ご家族や地域の人とも関わり、説明する場面も多いため、今回の経験を活かして欲しいと思います」と、話しました。