- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県新城市
- 広報紙名 : 広報しんしろ ほのか 令和7年11月号
■アライアンス会議に参加した7人の思い
今回の会議に参加したユース参加者7人に参加した感想を伺いました。市では今後、参加したユースと連携しアライアンス加盟国とのつながりを保ってまいります。
◇浅井 依音(あさい いおん)さん(高校生)
私は初めて海外へ行くこと、新城を代表して行くことから緊張していましたが、貴重な経験ができ、海外の同年代の友達ができたことが嬉しかったです。新城と同じ意味を持つ場所へ行ったことで、場所は離れていても世界の都市が繋がっていることを実感し、言語の壁を越えて楽しみを共有することができました。
また、日本との交通事情や生活様式の違いに驚きました。ヤンピルスの畑では小麦が栽培され、降水量の少ない気候だからできるとてもきれいな景色でした。
ヨーロッパは、陸続きで違う国の人と話す機会が多い一方、日本は島国で英語を使う機会が少なく、今後もっと英語を話す機会を増やす必要を感じました。
この派遣を通して海外にさらに興味を持つことができ、進路選択にも役立つとても良い経験でした。これからもニューキャッスルのために自分ができることをしていきたいと思いました。
◇影山 夕夏(かげやま ゆうか)さん(高校生)
私は、日本の良さや海外の国の良さ、共通点や相違点を知りたいと思い参加しました。
ラトビアは針葉樹が多く、日本の森林と比べて凛として落ち着きがあるように感じました。しかし、自然を美しいと感じる気持ちは同じでした。食文化については、チーズの種類・量がとても多く、デザートとしても食べる習慣に驚きました。また、参加者の多くが英語を流暢に話しており、日本での英語を話す機会の少なさを感じました。だからこそ、私たちは自分から積極的に英語を使う場面に身を投じる必要があると思いました。
そして、改めて気づいた日本の良さは礼儀の正しさです。食事の際に「いただきます」と手を合わせる習慣は、海外の人にユニークで好評でした。互いの良さを知り、課題点やその解決方法の手がかりを見つけることで、よりよい社会に一歩近づくことができるのではないでしょうか。
◇川合 春花(かわい はるか)さん(大学生)
印象に残ったことは、各国のユースが自信を持って母国語のように英語を使い、外国のユースとコミュニケーションをとっていたことです。この自信の背景には、発表の時に先生や周りの人が意見を否定しなかったからではないかと考察しました。私は自分の意見を相手に堂々と伝えることが苦手です。しかし、今回の会議でユースの発言力を見て、私ももっと自由に思ったことを話せばいいのだと学びを得ることができました。
また、日本や新城の良さにも気づきました。より新城のことが好きになり、日本文化にも今まで以上の関心を持つようになりました。
初めは緊張して他国のユースと話す勇気がなかったけれど、話してみると優しくて今までにない特別な時間を過ごすことができました。実際に英語能力が足りないことで悔しい思いをしたこともありました。しかし、それ以上に相手に伝えるという気持ちが大切だと気づくことができました。
