くらし 【特集1】第13回ニューキャッスル・アライアンス会議inラトビア(3)

◇瀬川 結(せがわ ゆうさ)ん(大学生)
ラトビアでの10日間で異なる文化を持つユースと交流する中で気づいたことが3つあります。
1つ目は、ユース達の会議に向き合う姿勢です。英語を母国語としない若者が積極的に意見を伝える姿に刺激を受け、文法や発音のミスなど気にせずに自分の意見を主張することが最も重要なことだと学びました。
2つ目は、言葉の選び方です。お菓子をもらった際に「こんなにたくさんごめんね」と伝えると、「ありがとうでいいんだよ」と言われ、ハッとしました。感謝の気持ちを伝えたかったはずなのに、「ごめんね」という日本語をとっさに“Sorry”と直訳していたのです。日本語でつい考えてしまいがちですが、状況に合った表現を選ぶことが大切だと気付きました。
3つ目は、宗教との関わりです。友人が宗教上の理由で天然石のネックレスを身に付けられないと知り、アクセサリーを選ぶ際にも宗教の決まり事が関わっていることは目から鱗でした。
異なる文化や価値観の違いを肌で感じることができました。

◇続木 日葵(つづき ひまり)さん(高校生)
初めての海外で楽しみと不安がありましたが、現地の皆さんや各国のユースの温かい受け入れですぐに緊張がほぐれました。文化の違いや英語力の差に驚き、他国の若者の素直な表現や積極的な姿勢は尊敬できるものでした。また、国籍や年齢を超え、言葉がなくても心を通わせられる「ダンス」の力を実感しました。
自分の中で変わったことは、伝えたいことを言えなかった悔しさから、「英語をもっと勉強したい」という気持ちが強くなったことです。同時に、「もっと自分を表現していこう、失敗を恐れずに挑戦しよう」と感じました。また、新しい価値観に出会えたからこそ自分の住む日本や新城の魅力を再確認でき、地元愛が強くなったと思います。
普通に海外に行くだけでは得られない学びと気付きと出会いがありました。これらを、これからの自分の生活に生かし、新城の国際的な発展にも繋げていきたいです。

◇横山 美波(よこやま みなみ)さん(高校生)
私は、将来看護師になって世界中で1人でも多くの人を救うという目標を持って、高校では英語と看護の2つの勉強を頑張っています。英語のアウトプットの機会が少なく、自分の英語に自信がありませんでしたが、「あなたと話した子どもたちが日本に行きたいと言っているよ!」という言葉をかけてもらいとても勇気が出ました。たくさんの方と話すことができ、自分に自信をもらえてとても嬉しかったです。
海外の方は、分からなくても喋ろう、理解しようと真剣に聞いてくれる姿が日本人の良いところだと言ってくれました。海外に出てこそ感じられることだと思いました。英語力を高められ、たくさんの文化に触れることができたのはもちろん、勇気と自信をもらえ、とても成長できたと感じられた旅でした。これからもニューキャッスルの活動を通して偏見なく、お互いを認め合う人が1人でも増えてくれれば嬉しいなと思いました。

◇邉渡里奈(わたなべ りな)さん(社会人)
一番印象に残っているのは、何事も前向きに考え行動する友人の姿です。自分自身も前向きに物事を考えられるようになり、彼らと一緒にいた時間が私の人生の選択が間違いないものだと証明してくれました。
他国の若者からは、自国の文化についての知識が豊富で、自分や自国を決して見下さない姿勢を学びました。自信をもつために、自分や自国について知り、その事実に誇りをもって伝えることが大切だと学びました。
また、今回友人が「日本人は人の邪魔をしないように気を使っているね。すごくシャイだけど、それが好き。」と教えてくれました。日本人の他者を尊重する心は、恥ずかしがらず誇りをもってアピールすべきことだと感じました。
今回の会議で、10代の参加者が意欲的に意見を言う姿を見て、未来のNewcastleは明るいなと感じました。これからも自分の強みを生かしてNewcastles of the Worldに貢献していきたいです。

問合せ:市民自治推進課
【電話】23-7697
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