くらし まちの話題

◆台湾・台東県および太麻里郷交流事業の報告会を開催
令和6年度観光客誘客事業「台湾台東県交流事業」の報告会を、太良町観光協会が3月27日に自然休養村大研修室で開催しました。昨年12月、永淵町長や太良町台湾台東県交流大使らと共に台湾・台東県および太麻里郷を訪問し、観光、教育、産業の分野での連携の可能性を探る活動を実施。その成果や今後の計画について、町民の皆さまや町外関係者に向けて報告しました。
交流事業のきっかけは、台湾台東県太麻里郷にある「多良駅(たりょうえき)」と、太良町の「多良駅」が同じ漢字を持つことによる偶然の一致でした。この縁を契機に、観光だけでなく、教育や地域創生など幅広い分野での連携が進められています。
令和6年度の交流事業では、2名の交流大使が選出されました。坂下正代氏は、果樹栽培やパン工房の運営を通じて地域資源を活用し、中国語を活かした国際的視点で活動されています。一方、西田香奈子氏は教育分野でアシスタントティーチャーとして活躍し、英語を活かした次世代へのつながりを深められています。お二人は、太良町と台湾台東県や太麻里郷との架け橋として期待されています。
今回の訪問を契機に、台東県と太良町の小中学校間でのオンライン交流の実施が提案されました。また、太麻里郷で地域創生を手掛けるデザイン事業者との連携も計画されており、共同で地域発展を目指す取り組みが進行中です。

◆「木育キャラバンin太良町」の開催
3月15日、16日にB and G海洋センター体育館で木育キャラバンが開催され、多くの親子連れなどで賑わいました。昨年度に引き続き行われたもので、福岡おもちゃ美術館から木製のおもちゃ約100種類を持ってきていただき、2日間限りの移動おもちゃ美術館として開催したものです。
2日間で約800人の参加があり、良質な木製玩具で、木の音や感触、匂いやぬくもりを感じながら楽しく遊んでいました。また、大人も珍しいおもちゃに夢中になっていました。
多くのボランティアの方々にもご協力いただき、おもちゃの遊び方を教えたり、一緒に楽しく遊んだりされていました。
また、太良町では昨年度より、認定NPO法人 芸術と遊び創造協会(東京都)と県内初の「ウッドスタート宣言」を行い、木のぬくもりに触れて豊かな感性をはぐくんでいく「木育」を推進しております。
その木育の一環で、誕生祝品として太良町から生産された多良岳材(ヒノキ)を用いた木製玩具を贈呈する「ウッドスタート事業」を進めており、今回初めて完成した木製玩具を、町内の保育園・こども園の子どもたちに楽しんでもらうため、木育キャラバンの開催に併せて木製玩具の贈呈式を行いました。
来場いただいた皆さまの前で、永淵町長から町内の保育園・こども園の代表の方に、竹崎カニをモチーフにとした「多良岳200年の森のつみき」と名付けられた木製玩具が贈呈されました。贈呈を受けた方々からは、「ヒノキの良い香りが広がり、温かさを感じる」、「素敵なおもちゃを、早く子どもたちに遊んでもらいたい」といった声が上がっていました。

◆有限会社かねひろが全国優良経営体表彰および第51回佐賀農業賞を受賞されました
意欲と能力のある担い手の一層の経営発展を図ることを目的に、優れた経営を実践している農業経営体を表彰する全国優良経営体表彰の販売革新部門で、有限会社かねひろが全国担い手育成総合支援協議会会長賞を受賞されました。
また、第51回佐賀農業賞の特別賞も受賞されており、これは全国優良経営体表彰の受賞者に対して贈られるものとなっています。

◆町内小中学校で入学式
4月10日、町内の小中学校で入学式が行われ、多良小31名、大浦小13名、多良中29名、大浦中23名の新一年生が夢と希望を胸にそれぞれの学校に入学しました。
各学校の入学式では、拍手の中、新一年生が迎えられ、在校生は声高らかに校歌を歌い歓迎された式となりました。新一年生の皆さま、保護者の皆さまご入学おめでとうございます。