- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県玉東町
- 広報紙名 : 広報ぎょくとう 令和7年6月号
令和7年度当初予算が3月議会定例会で可決されました。
一般会計 47億9,701万円
特別会計 17億5,607万円
企業会計 3億453万円
各会計予算額比較一覧表
■歳入
歳入予算は、自主財源が38・4%、依存財源が61・6%となっています。
最も大きい依存財源である地方交付税は、13億8,000万円を見込んでいます。今年度の自主財源で最も大きい繰入金は、年の神公園整備、町道維持管理、町内共通買物券事業、給食費・副食費無償化など町単独事業の財源として約7億9,423万円を予定しています。次いで、町民の皆さんが納める町税を約5億8,000万円、ふるさと納税などの寄附金を約3億円見込んでいます。今後も町税及びふるさと納税などの自主財源の確保に向け取組んでいきます。
■歳出
歳出予算総額は、前年度比4億8,043万円の増です。昨今の原材料やエネルギーの価格高騰や円安の進行による物価高騰の影響を受け、各費目において事業費が増加しています。また、昨年10月から児童手当が拡充されたことや子ども子育て支援事業に要する費用の増加により、民生費が約2億9,600万円増加しています。
教育・医療・福祉などに係る経費は生活に直結するもので削減・圧縮は困難ですが、収入と支出のバランスに留意しながら事業を精査し、健全な財政運営に努めます。
▽令和7年度の主要事業
・公共施設等総合・個別管理計画策定業務…1,000万円
・年の神公園整備事業…2,442万円
・町内循環バス・戸別送迎車購入費…2,350万円
・保育対策総合支援事業…2,067万円
・農業後継者対策事業…250万円
・有害鳥獣捕獲ICT化…2,450万円
・町内共通買物券事業…5,315万円
・戸建住宅耐震診断・改修、危険空き家解体補助…471万円
・猪の鼻団地改修工事…2,800万円
・小中学校入学助成金…250万円
・学習用iPad更新…6,210万円
・教職員校務用端末更新…2,521万円
・中央公民館LED改修…2,926万円
・武道館LED改修…2,806万円
■用語解説
一般会計:町の行政運営にかかる基本的な経費を計上した会計
特別会計:一般会計の歳入歳出と区別して別に処理するための会計
企業会計:原則として、民間企業と同じように、サービスの提供で収益を上げ、その利益で事業に要する経費が賄われる会計
▽歳入
自主財源:町が自主的に収入できる財源
依存財源:国や県から交付される収入
諸収入:財産貸付による財産収入や各種分担金、負担金、使用料、手数料、寄附金など
地方交付税:所得税、法人税、消費税などの国税収入の一部を国が交付
国・県支出金:国・県が使用目的を特定して交付
町債:公共施設の整備などにあてる借入金
▽歳出
扶助費:教育、医療、福祉などの社会保障費
普通建設事業費:道路、橋りょう、河川や公共施設の建設費
物件費:委託料、消耗品、通信運搬費など
維持補修費:道路、橋りょう、公共施設などの修繕費
補助費等:各種団体への補助金、負担金
議会費:議会運営のための費用
総務費:行政運営やまちづくりのための費用
民生費:福祉・医療のための費用
衛生費:ゴミ処理や病気予防のための費用
農林水産業費:農林業の振興のための費用
商工費:商工業・観光振興のための費用
土木費:橋や道路などのインフラ整備のための費用
消防費:消防や災害予防のための費用
教育費:学校や生涯学習のための費用
災害復旧費:災害時の復旧のための費用
公債費:借り入れたお金の返済のための費用
予備費:緊急時に備えるための費用