三重の森林づくりのために、「みえ森と緑の県民税」と「森林環境譲与税」を、それぞれの使途で県・市町が有効に活用しています!
県の面積の3分の2を占める森林は、木材生産だけでなく、水を貯(たくわ)える、地球温暖化を防ぐ、山崩れや洪水を防止するなど、私たちの生活に欠かせない大切な役割を果たしています。
県では、皆さんに納めていただいた「みえ森と緑の県民税」と国から譲与された「森林環境譲与税」を、それぞれ使途や目的を区分して活用し、森林づくりを進めています。
■「みえ森と緑の県民税」(県税)とは?
平成26年度から、県が独自に徴収している税金です。税収は、県と市町が、災害発生リスクを軽減するための「災害に強い森林づくり」と、森林づくりを将来に引き継いでいくための「県民全体で森林を支える社会づくり」に活用しています。
◆「みえ森と緑の県民税」の活用例
▽森林整備
災害に強い森林づくり
・渓流沿いの危険木の除去や周辺の森林整備
・電線などのライフライン周辺や人家裏・通学路沿いの危険木の伐採
など
▽人材育成
森を育む人づくり
・森林教育の指導者養成や森林教育活動の推進
・森林づくりボランティアなどの育成
など
▽普及啓発
森と人をつなぐ学びの場づくり
・森林や木材について学び・ふれあう森林教育を実施するための環境整備
など
◆令和6年度から、第3期(5年間)が始まります
みえ森と緑の県民税は、県民税均等割に上乗せする形で、個人の方は年額千円、法人は年額2千円から8万円(県民税均等割額の10%相当額)を納めていただく県税です。
問合せ:農林水産部 みどり共生推進課
【電話】059-224-2513【FAX】059-224-2070【E-mail】midori@pref.mie.lg.jp
■「森林環境譲与税」(国税)とは?
令和元年度から、全国の市町村と都道府県に国から譲与されている税金です。市町村では、間伐や林業の担い手の確保、木材利用の促進といった「森林整備の促進」などに、都道府県では「市町村の取り組みへの支援」などに活用しています。
◆「森林環境譲与税」の活用例
▽森林整備
森林所有者による管理が見込めない(林業経営に適さない)森林の整備
・森林経営管理制度に基づく森林整備
など
▽人材育成
林業の担い手の確保・育成
・就業相談会や林業現場におけるインターンシップを通じた林業人材の確保
・「みえ森林・林業アカデミー」における林業人材の育成
など
▽木材利用
公共建築物の木造・木質化
・地域材を利用した公共建築物などの木造・木質化、木製品の導入
など
◆令和6年度から、「森林環境税」が課税されます
森林環境税は、個人住民税均等割と併せて、個人の方に年額千円を納めていただく国税です。その税収の全額が「森林環境譲与税」として市町村・都道府県へ譲与されるようになります。
「森林環境税」と「森林環境譲与税」の仕組み
問合せ:農林水産部 森林・林業経営課
【電話】059-224-2564【FAX】059-224-2070【E-mail】shinrin@pref.mie.lg.jp
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