定期的ながん検診で早期発見・早期治療!
■1年間にがんと診断される件数 ※令和元年
全国:約100万人
三重県:約1万4千人
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2人に1人が、一生の間に一度はがんにかかる
1年間にがんで亡くなる方の数 ※令和4年
全国:約39万人
三重県:約5千5百人
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4人に1人が、がんにより亡くなる
日本人の2人に1人が生涯で一度はがんにかかり、4人に1人ががんが原因で亡くなっています。一方で、医療の進歩により、がんは徐々に治せる病気になりつつあります。特に、発見が早いほど治る可能性・生存率が高くなります。
がんに関する正しい知識を持ち、がんを予防するための健康的な生活習慣を心がけ、早期発見のためにがん検診を受診しましょう。
「がん」には、禁煙や食生活の見直しなど生活習慣の改善により予防できるものがあります。健康習慣を心がけるとともに、早期発見のために定期的にがん検診を受診しましょう!
三重県知事 一見 勝之
生活習慣の改善と、定期的ながん検診の受診が重要です
■がん予防
◆がんになるリスクを下げるために!
がんには、生活習慣の改善やがんを引き起こすウイルス・細菌への感染予防・治療により予防できるものがあります。
▽日本人におけるがんの主な要因(予防できるもの)
・「生活習慣」によるもの
喫煙(受動喫煙を含む)男性のがんの要因第1位(23.8%)
過度の飲酒
運動不足
太りすぎ
痩せすぎ
塩分過多
野菜摂取不足
・「感染」によるもの 女性のがんの要因第1位(14.7%)
B型・C型肝炎ウイルス→肝細胞がんの原因に
ヘリコバクターピロリ菌→胃がんの原因に
ヒトパピローマウイルス(HPV)→子宮頸がんなどの原因に
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5つの「健康習慣」を実行しよう!
実行することで、がんになるリスクは男性で43%女性で37%も下がります!
▽5つの健康習慣
・禁煙
・節酒
・食生活の見直し
・体を動かす
・適正体重の維持
▽ウイルスや細菌の検査・予防をしよう!
・B型・C型肝炎ウイルス→肝炎ウイルスの検査
県では保健所などで無料検査を実施しています。
・ヘリコバクターピロリ菌→ピロリ菌の検査・除去
・ヒトパピローマウイルス(HPV)→HPVワクチンの接種
ウイルスや細菌に感染したら必ずしもがんになるわけではありませんが、それぞれの感染状況に応じた対策で、がんになるリスクを下げることにつながります。
◆がんを早期発見するために!
がんは早く見つけることが重要です。早期に発見し、適切な治療を受けることで治る可能性・生存率が高まります。
▽がん進行度別の5年相対生存率
早期発見で生存率上昇!
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▽がんで死亡するリスクは「がん検診」の受診で下げられます!
がん検診は、自覚症状の無い方が対象のため、症状が出る前の早期がんの発見につながります。症状がなくても、定期的にがん検診を受けて早期発見をめざしましょう。
▽国が推奨する5つのがん検診
・胃がん
胃内視鏡検査または胃部X線検査
・肺がん
胸部X線検査と喀痰(かくたん)細胞診(喫煙者のみ)
・大腸がん
便潜血検査
・子宮頸がん
視診、子宮頸部の細胞診と内診
※今後、HPV検査も追加
・乳がん
乳房X線検査(マンモグラフィ)
がん検診は市町などで実施しており、無料または少ない自己負担で受けることができます。検診の結果「精密検査が必要」と判断された場合には、必ず医療機関を受診し、精密検査を受けましょう。また、「異常なし」と判断された場合でも、定期的にがん検診を受けましょう。
▽がん検診の流れ
※何らかの自覚症状がある方は、すみやかに医療機関を受診しましょう。
◆がんとの共生
がんになっても、自分らしく生きることのできる社会の実現をめざして
▽「がん相談」を実施しています
※相談費用無料、プライバシーは厳守いたします。
相談窓口
・がん診療を行う拠点病院など
・三重県がん相談支援センター
がん患者やそのご家族をはじめ、県民の皆さんから、診断や治療について知りたいこと、医療費のこと、がんに対する不安や心配についてのご相談を、専門の相談員がお受けします。
▽ウィッグや乳房補正具などの購入費用を助成
がんの治療を受けている間も自分らしい生活を送れるよう、県では、治療による外見の変化をカバーするウィッグや乳房補正具などの購入費用を助成しています。
「三重県 ウィッグ補助」で検索
▽妊孕性(にんようせい)温存療法の治療費助成
県では、将来子どもをもつことを望み、がん治療前に妊孕性温存療法を受ける方に対して、治療費の助成を行っています。
「三重県 妊孕性温存」で検索
問合せ:医療保健部 医療政策課
【電話】059-224-3374【FAX】059-224-2340【E-mail】iryos@pref.mie.lg.jp
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