令和4年度の決算の概要と財政状況をお伝えします。
※四捨五入のため合計が合わない場合があります。
▼【図1】一般会計歳入・歳出
●用語解説【歳入】
・市税…市民税、固定資産税など
・国県支出金…国や県からの補助金など
・地方交付税…自治体の財政力の格差を解消するために国から交付されたお金
・繰入金…基金や特別会計から一般会計に繰り入れるお金
・繰越金…前年度からの剰余金
・市債…国や銀行などからの借金
●用語解説【歳出】
・民生費…高齢者や児童などの福祉の経費
・公債費…借金の返済金
・総務費…庁舎管理や広報、交通政策などの経費
・教育費…学校教育や社会教育などの経費
・衛生費…健康診断やごみ処理などの経費
・土木費…道路の建設や維持管理などの経費
・消防費…消防署の運営委託や消防団の活動などの経費
・商工費…商工業振興などの経費
・農林水産業費…農業振興などの経費
・議会費…議会運営の経費
▼【表1】会計別の収支
▼【図2】基金(貯金)・市債(借金)の推移
▼【表2】市税収入の推移 単位:億円
▼【表3】財政健全化判断比率
一般会計の令和4年度の決算は、実質収支が16億円の黒字となりました(表1)。公債費では、前年度に比べ1億2千万円(4.2%)の増となりました。観光施設整備や消防防災施設整備のために借り入れた市債の償還開始などが主な増額要因です。教育費では、前年度に比べ7億1千万円(42.2%)の増となりました。温水プール建設事業などが主な増額要因です。
会計には、一般会計と区分して経理を行う特別会計があります(表1)。前年度と比較すると、特別会計の歳出は、約1億8千万円減少しました。主な要因は、介護保険特別会計の地域支援事業費の減少などによるものです。
基金残高(一般会計)は、財源不足を補うために取り崩したため、前年度から2億円減少して112億2千万円となりました(図2)。
また、市債残高(一般会計)は、借入より償還が多かったため、前年度から12億3千万円減少して275億6千万円となりました。市債残高のうち216億1千万円の償還費用は、国からの地方交付税で措置されます。
市税収入額は前年度より2億円多い94億3千万円となりました(表2)。法人市民税が2億円増加したことが主な要因です。
財政健全化判断比率とは、自治体の財政状況が良好かどうかを、標準財政規模に占める割合で示す指標です(表3)。4つの指標があり、今のところいずれも危険な水準を大きく下回っており、健全な状態です。
詳細は市ホームページを確認(本紙12ページにQRコードを掲載しています)
問合せ:財政課
【電話】86-7742
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