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歯周病を予防しよう!~生涯健康な歯を守るために~(1)

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歯周病は、年齢が高い人だけの病気ではなく、若年層でも発症するリスクがあり、子どもから高齢者まで幅広い年齢層で発症します。また、歯周病は気が付かないうちに進行して、歯を失う原因になるとともに、全身にも影響を及ぼします。今回は、歯周病の原因と予防方法についてご紹介します。

■歯周病とは?
◇歯周病は歯を失う原因の第1位!
歯周病は、歯の周囲の汚れに含まれる細菌の影響で歯ぐきに炎症が起こり、歯を支えるあごの骨が溶ける病気です。
初期の段階では、自覚症状はほとんどありません。しかし、放置してしまうと歯を支える骨を溶かし、歯が抜け落ちる原因となります。

▽歯を失う主な原因
・歯周病…37.1%
・う蝕(虫歯)…29.2%
・破折…17.8%
・埋伏歯※…5.0%
・矯正…1.9%
・不明…1.4%
・その他…7.6%

※埋伏歯…親知らずなど

出典:公益財団法人8020推進財団

■歯周病は細菌感染症
◇放置すると全身に広がります!
歯周病は、歯の周囲の汚れに含まれる細菌の影響で歯ぐきに炎症が起こり、歯を支えるあごの骨が溶ける病気です。
初期の段階では、自覚症状はほとんどありません。しかし、放置してしまうと歯を支える骨を溶かし、歯が抜け落ちる原因となります。

《細菌要因》
・歯周病菌
・歯垢(プラーク)

《環境要因》
・喫煙
・ストレス
・不規則な生活

《老化・遺伝的要因》
・糖尿病
・肥満
・骨粗しょう症

■歯周病と虫歯の違いは?
【歯周病】
〇「歯肉や骨」に起こる病気
歯周病菌が原因で炎症を起こし、歯ではなく「歯肉や骨」がダメージを受ける病気です。痛みを感じにくいので、知らないうちに症状が進行していることが多くあります。

【虫歯】
〇「歯そのもの」に起こる病気
虫歯菌によって「歯そのもの」に起こる病気です。口内に残った糖分を栄養分にして虫歯菌が酸を生み出します。この酸によって歯に穴が開いた状態を虫歯と言います。

■歯周病のセルフチェック
早い人は20代から始まっています!
あなたにもこんな症状はありませんか?

・歯ぐきがときどき腫れる
・歯磨きをすると血が出る
・歯がグラグラする
・歯と歯の間に隙間ができてきた
・朝起きたら口の中がネバネバする
・口臭が気になるまたは指摘された
・歯と歯の間に物が詰まりやすい
・歯並びが変わった気がする

1つでもあてはまれば歯周病の疑いがあります!
歯科医院を受診しましょう!

■歯周病の予防方法は?
〇歯ぐきの状態を定期的にチェック
健康な歯ぐきは引き締まったピンク色をしていますが、炎症を起こしていると赤く腫れています。

〇毎日の歯磨きを丁寧に
歯垢を取り除くために歯磨きは大切です。隙間の汚れを取るために歯間ブラシやデンタルフロスが有効です。

〇定期的に歯科医を受診しよう
自分では落としきれない歯垢や歯石は、かかりつけ歯科医院でクリーニングしてもらいましょう。

◆亀山歯科医師会の会長さんに聞きました!
〇一般社団法人亀山歯科医師会
会長 秋本和宣さん

歯周病や虫歯の予防のために日々の歯磨きが重要です。歯の1本1本を意識して丁寧に磨きましょう。
歯並びなどによって汚れのたまりやすい部分は異なりますが、磨き残しが多く見られる歯と歯の間や歯と歯肉の境目、奥歯の溝は特に気を付けて磨きましょう。いつまでも健康な歯を保つために、かかりつけ歯科医を持ち、定期的にお口のケアを行いましょう。

◆令和6年度よい歯のコンクール(よい歯の部)で最優秀賞を受賞した小学生に聞きました!
〇亀山東小学校
6年 伊藤和哉さん

受賞を聞いてとても驚きました。毎日、朝と寝る前に必ず歯磨きをしてきた成果だと思いました。
歯を磨くときは、歯ブラシの使い方や奥歯などに磨き残しのないように気を付けています。これからも虫歯のない、きれいな歯を大切にしていきたいです!

※よい歯のコンクール(よい歯の部)は、小学校・中学校を対象に、一般社団法人亀山歯科医師会、亀山市教育委員会の共催で実施しています。

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