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特集 伊勢うどん解体新書(かいたいしんしょ)(2)

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三重県伊勢市 クリエイティブ・コモンズ

■伊勢うどんの歴史

◇地図に見えるうどん屋
古地図「宇治郷之図(うじごうのず)」〔文久元年(1861年)〕には、現在のおはらい町に、当時多くのうどん屋があったと記されています。伊勢のうどんが参宮客の胃袋を満たしていたことでしょう。

◇伊勢参宮と伊勢のうどん
江戸時代に多くの参宮客が訪れるようになると、伊勢のうどんはうどん屋や茶店で提供されるようになります。宝暦11年(1761年)に書かれた地誌『宮川夜話草(みやがわやわそう)』には、「伊勢の麺類は他地域に劣るものではないが、うどんは他とは異なっている。」との記述があります。当時から特徴的なうどんであったことがわかります。

◇タレ作りを支えた?大湊の造船業
タレに欠かせない「かつお出汁(だし)」は、明治時代までは高級品でした。庶民の食卓に登場させた立役者が、大湊の市川造船所建造の漁船「冨士丸」です。日本初の発動機(エンジン)付漁船で、明治41年(1908年)の航海ではかつおの漁獲量が、1日平均約300尾(通常は1日平均100~150尾)の大漁でした。
冨士丸の成功を契機に、全国で漁船の動力化が進み、かつおの漁獲量が増加しました。その結果、伊勢うどんのタレを含むさまざまな食品にかつお出汁が使われるようになりました。

伊勢うどんは、農家さんが麦をひいてうどんを打ち、地味噌(じみそ)から取れた「たまり」をかけて食べたものがルーツといわれています。現在では、地域の貴重な食文化として、市民の皆さん、観光客の皆さんなど、たくさんの人に伊勢うどんを楽しんでいただいています。これからもぜひ、伊勢うどんを愛していただけると幸いです。
伊勢市長 鈴木健一

■おいしさの可能性無限大!!新たな発見をお届けします!

◆職人がおすすめするトッピング・食べ方
それぞれお好みのトッピングや食べ方で楽しめる伊勢うどんですが、職人さんにおすすめを聞いてみました!

◇山口製麺 キムチ
白菜のシャキシャキ感と麺のやわらかさがとても合います!伊勢うどんには意外に濃い味付けのものが合うと思います!

◇ちとせ 出汁(だし)で炊いたお肉
かつお出汁で炊いた肉をのせて、上からタレをかけて食べるのが一番おいしいです!

◇みなみ製麺 タレの代わりにめんつゆ+食べるラー油+卵黄
タレの代わりに、お好みで「めんつゆ」「食べるラー油」をかけて、最後に生卵の黄身をのせて完成!

◆タレもおいしく活用しよう!簡単アレンジレシピ
◇卵かけごはん マルキ商会
ごはんに卵をのせて伊勢うどんのタレをかけるだけ!卵と甘辛いタレがマッチして、ごはんがすぐ無くなってしまいます!

◇低カロリー・バランス食レシピ 簡単てこね寿司(ずし)
伊勢うどんのタレに、かつお刺し身を漬けるだけで簡単に伊勢志摩の郷土料理が出来上がり!

レシピの詳細は二次元コードにアクセス
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。

■文化政策課のInstagram(インスタグラム)でキャンペーン
文化政策課公式Instagramのフォローおよび#伊勢うどんタレアレンジをつけてアレンジレシピを投稿してくれた人の中から、抽選で10人に景品をプレゼント!
キャンペーン期間:令和6年8月31日(土)まで
投稿のルールなどの詳細は文化政策課公式Instagramを見てください。

問合せ:文化政策課
【電話】22-7885【FAX】21-0424

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