■首長インタビュー第1弾 伊賀城和定住自立圏への思い
◆伊賀市
[伊賀市長 岡本 栄]
伊賀市、笠置町、南山城村、山添村は、府県境を越えて、医療や文化など生活において関わりの深い地域である。古くは江戸時代から「伊賀城和」として結びつきが強く、圏域内を木津川が流れていることから、定住自立圏のキャッチコピーは「水と歴史でつながる圏域」としている。このような同じ生活圏・経済圏にある住民同士が地域の課題を共有し、連携してより住みやすい地域にしていくことが定住自立圏の目的である。
これまでの取り組みとして、コロナ禍において圏域内の移動を安心して行えるようにするために「圏域証」を発行した。また、圏域内の子どもたちに対しては、「空からの圏域見学体験事業」を実施し、定住自立圏域の上空をヘリコプターで周回飛行することを通じて、幼少期から圏域への帰属意識と一体感を育むことをめざした。昔からのつながりを未来に向けてしっかりと継承していくことが大事な政策だと考えている。
今後についても、地域のさまざまな課題に対して、しっかりと無駄を省き、より効率的に、より一層一体感を高めて取り組んでいきたい。
▽最近のマイブーム
愛猫「にゃん」のお世話、インスタグラム
◆山添村
[山添村長 野村 栄作]
伊賀市、笠置町、南山城村、山添村の3府県4市町村による定住自立圏は、他に例を見ないと思う。現在さまざまな分野で連携を進めているが、やはり人口減少・少子高齢化対策として、圏域内の交流人口の増加や労働力のシェアなどの連携を期待したい。新設したこども園に併設しているこども家庭センター「てんくる」は、4月からの累計で日曜日だけで他市町村からの利用者が50人近くあった。今後、圏域内の子育て世代の交流の場になればと考えている。さらに、南海トラフ地震など、緊急災害時における共助・公助の体制づくりをしていきたい。
本村では、今年度、国の有機農業産地づくり推進事業を取り入れ、オーガニックビレッジ宣言を予定している。各市町村でも関心が高いと思うので、この圏域で、共に進められたらと思う。取り組みの一つとして山添分校で「有機農法を学ぶ講座・YAMAZOEオーガニックスクール」を開校している。興味のある方々にぜひ参加していただきたい。また、興味のある生徒をどしどし送り込んでいただきたい。
▽最近のマイブーム
出勤前の野良仕事
首長インタビュー第2弾(笠置町・南山城村)は11月号をお楽しみに!
問い合わせ:総合政策課
【電話】22-9620【FAX】22-9672【E-mail】sougouseisaku@city.iga.lg.jp
<この記事についてアンケートにご協力ください。>