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自治体の皆さまへ

新春特別企画2024ナバリストの夢(1)

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三重県名張市

名張に関わる人は皆「ナバリスト」。
「ナバリスト」が輝けば、まちが元気に。
「ナバリスト」の活躍が、まちの魅力に。 さあ、令和6年の始まりです!

■楽しい!楽しい!楽しい!
プロになれると決まった時、嬉しさよりも「出られる大会が増える!」というワクワク感の方が強かったんです。僕にとって、プロになることは次へのスタート地点でもあるんですよね。
スケートボードを始めたのは小学3年生のとき。滑るのも技を決めるのも何もかもが楽しくて、今も毎日のように夜まで練習しています。スケボーの魅力は、技が決まれば敵味方関係なく皆で盛り上がれるところ。自分のできない技をライバルが決めていても悔しさはなくて、互いに称え合ったりアドバイスし合ったり。ライバルだけど、その前に友達なんですよね。全国に年齢関係なくたくさん友達がいます。
楽しいことはとことんやり続けるタイプ。でも、小学4年生の時に一度だけスケボーが楽しくなくなったことがあったんです。全然技が決まらなくて、ボードにも触らなくなりました。結局、うずうずしてきて練習を再開して、それ以降嫌になったことはないんですけどね。スケボーからは離れられないんだと思います。
夢はスケボーで有名になること。「ストリート」という競技は街中でも楽しめるのが魅力ですが、「危ない」「迷惑だ」っていう批判的な意見もあるんです。ちゃんと安全な場所でやっているのに、スケボーの楽しさを知らない人に批判されたくない。だから世界的に有名になって、スケボーの楽しさをたくさんの人に伝えていきたいです。スケボーを楽しむ人が増えて、批判する人がいなくなったら最高ですよね。
僕が楽しく滑っていれば、周りの人にも「楽しい」が伝わると思うんです。「楽しい」の輪が広がっていくように、これからもスケボーを楽しみます!

名張市初のプロスケートボーダー
瀧永遥句(はるく)さん
Profile:名張初のプロ資格を獲得した桔梗が丘中学校3年生の14歳。昨年10月開催の「AJSA全日本アマチュア選手権大会」で3位入賞を果たす。小学3年生からスケートボードを始め、現在は街の中を模したコースで技を競う「ストリート」で世界を目指している。

■名張にとりつかれた男
初めて名張を訪れたのは、仕事がきっかけ。全く知らない土地だし、2度訪れることはないかなって思っていたんです。
だけど、上本町のサンロードを歩いた時、何か不思議な感覚になって、すごく懐かしいような空気を感じたんです。今までいろんな場所を訪れたけど、こんな感覚は名張が初めて。
それ以来、用事が無くても、定期的に名張を訪れるように。地元の人たちと関わるうちに、どんどん知り合いが増えていって。「また名張に来てんの?」って声を掛けられるほど、東京から通い詰めていましたね。気がつけば名張にどっぷり!リモートワークや、住むところの調整ができた2年前に名張に移住し、東京との2拠点生活を始めました。
名張が江戸川乱歩の生誕地であることを知ったのはこっちに来てから。だんだん乱歩のことを知りたくなってきて、詳しい人に話を聞いたり、ゆかりの地である鳥羽市の江戸川乱歩館や、東京豊島区にある旧江戸川乱歩邸を管理する立教大学の先生を訪れたり。乱歩がきっかけで市外にもつながりがたくさんできました。
それに、せっかくだから生誕地である名張を知ってもらいたいと思い、地域の人と一緒にイベントなどの開催も。昨年10月21日には、やなせ宿で乱歩の誕生会を開いたんですよ。子どもたちが童謡を歌ったり、まち歩きをしたり。埼玉から参加した人もいて、今でも乱歩が愛されているんだなって実感しましたね。
来年は江戸川乱歩生誕130年。市民の皆さんとまちを盛り上げるイベントができたらいいなって思っています。

東京から名張へ移住
福地康弘さん
Profile:令和3年に名張へ移住し、東京と2拠点生活を送っている。「能を考える会」や地域おこしの会合にも参加。最近では、名張で知り合った人から畑を借りてオリーブを育てている。人とのつながりを大切にしながら、名張での生活を満喫している。

■ハートでレスキュー!
医者じゃない私でも命を救うことができるんだ!消防団の活動で胸骨圧迫やAEDの使い方を学び、すごく興味がわいてきて。もっと深く知りたくなり、今では医療従事者などが受講する専門的な講座にも自ら足を運んでいます。
実は心臓突然死によって年間約7.9万人もの人が亡くなっていて、交通事故で亡くなる人のなんと20倍以上。いつどこで誰が心臓突然死になってもおかしくありません。突然、心臓が止まったとき、命を救うことができるのは、その場にいる人なんですよね。胸骨圧迫とAEDの使い方は、難しいことじゃなくて、講習を受ければ誰でもできること。だからこそ、たくさんの人に救命講習を受けてもらいたいと思っています。
救命講習会の参加者に受講した理由を聞くと「自分の子どもに何かあったときのため」「子どもが痙けいれん攣になったときに何もできなくて」など子どもを守りたいという保護者の声が多くて。私も子どもを持つ親だからその気持ちがすごく分かるので、救命講習をもっと広めないと!もっとたくさんの人に知ってもらわないと!そんな気持ちが強くなりました。
「PUSH」という短時間で楽しく学べる救命講習に出会い、これだ!って思いました。すぐにインストラクターの資格を取得。3カ月後には、市内で親子を集めて講習会を開いていました。 今後は、小中学生や家族向けなど、ターゲットに合わせた内容の救命講習をしたいと考えています。いざという時、一歩踏み出せる勇気(ハート)を持って、倒れた人をレスキューする、そんな行動に移すことができる人を1人でも増やしていきたいな。

女性消防分団員
水野幸子(ゆきこ)さん
Profile:消防団国津分団に所属している。多くの人に救命講習を伝えたいと、ハートの形をした小さなクッションなど簡単な道具とアニメ動画を使って、短時間で子どもでも分かりやすく学べる救命講習「PUSH」のインストラクターの資格をもつ。

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