■みなとまちづくりの未来
四日市港四日市地区は、地域の発展をけん引してきましたが、今もなお、古き良き歴史的景観を残しているため、従来の物流機能にとどまらず、人に寄り添い、訪れる人をもてなす「みなとまちよっかいち庭浦」として多くの人・ものが集まり、にぎわう交流拠点としての活用が期待されています。
(いろんな魅力がたくさん!!)
▽[歴史]古き良き港景観・文化を学び、楽しめる「みなとまち」をつくる
江戸時代から明治初期にかけて伊勢湾最大の商業港としてにぎわった四日市地区には、国指定の重要文化財である「末広橋梁」や、「潮吹き防波堤」などの歴史ある港の風景を味わえる貴重な運河が現在も存在します。
▽[交流・にぎわい]人を引き寄せ、交流とにぎわいがあふれる「みなとまち」をつくる
海や港は、市民の心や暮らしを豊かにし、まちににぎわいや憩いをもたらすことができる貴重な資源です。その価値を十分に引き出すことで、地域の人々の満足度や地域そのものの魅力を向上させ、地域全体の活性化や来訪者の増加につながります。
▽[ゲートウェイ]旅のゲートウェイとして世界とつながる「みなとまち」をつくる
本市は、古くは東海道の宿場町として栄え、明治初期にかけては港に多くの貨物や旅客の往来があり、その後も石油化学コンビナートの立地に伴い工業都市として港と共に発展してきました。近年は、工場夜景の人気や、国内外のクルーズ船が寄港するなど観光面でも港が利用されています。
▽[まちとの連携]まちとつながり、訪れやすい「みなとまち」をつくる
四日市地区は、最寄り駅のJR四日市駅から東に約2kmの位置にあり、中心市街地から非常に近い位置にあります。しかし、駅と港の間には、鉄道路線や国道23号の横断により、両エリアは近くて遠い状況です。中心市街地と連携してみなとまちづくりを進め、みなとまち四日市としての潜在能力を最大限に発揮できるようにしていきます。
▽[安全・安心]物流と人流が安心して共存できる「みなとまち」をつくる
四日市地区は、ばら積みの貨物(バルク)を中心として取り扱う物流機能を有しています。今後もその機能を維持するとともに、産業遺産や運河など、港ならではの景観などを活用することで、にぎわいを創出していきます。訪れる人の流れと物流を分離することで、安全で安心できるみなとまちを目指します。
■BAURAミーティング、BAURADAY
四日市地区にものや人が集まり、活気のあるみなとの実現のため、にぎわいのある新たな「よっかいち庭浦」をつくる取り組みとして、官民で連携し、さまざまなイベントを実施しています。
令和6年度も随時開催予定ですので、ご注目ください。
【URL】https://baura.jp/
▽身近な四日市港をもっと親しみやすく
四日市港四日市地区には、潮吹き防波堤や末広橋梁といった歴史的、文化的遺産が多くあり、また稲葉翁記念公園といった憩いの場があるにも関わらず、やはり「四日市港=工業港」というイメージが強く、なかなか市民・県民の方に四日市港に来て親しんでもらうことが難しく、「こんなところがあるなんて知らなかった!」といわれることもしばしばありました。しかし、令和2年には四日市みなとまちづくり協議会が発足して、BAURAミーティングが開催されるなど、四日市地区の活性化の機運が高まっています。私たちとしてもまちあるきや、港まつりなどのイベントを通じて、多くの市民・県民の方に港に親しんでもらえたらと考えています。
四日市港管理組合振興課 堀田大貴さん
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