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人権について考える【リレー連載 No.49】

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三重県度会町

■小中学生が地域の人たちとともに考える人権学習
度会小学校・中学校は、本年度、県教育委員会の事業「子ども支援ネットワーク・アクション事業」を受けています。この事業は、すべての中学校区において確立されている学校・家庭・地域の連携体制である子ども支援ネットワークを活用し、子どもを主体とした人権尊重の意識を広める活動に取り組むことで、「人権尊重の地域づくり」を推進することを目的としています。
6月に、小学6年生と中学1年生が合同で、障がいのある人との豊かな出会いを通してお互いの理解を深めることを目的として、体験学習を行いました。
はじめに「パラスポーツ・ボッチャで輝く、人、街、未来!!」という演題で、みえボッチャ協会事務局長多田智美さんからお話を聞きました。その後、ボッチャの体験。この体験活動を通じて、障がいの有無にかかわらず、誰もが共に暮らしやすい街づくりを考えるきっかけとなりました。
そして12月には、地域の人たちをお招きし、「人権尊重のまちづくり」~誰もが自分らしく安心して暮らせるまちづくり~というタイトルで人権フォーラムを開催しました。小学6年生と中学1年生が24のグループに分かれて、「だれもが自分らしく、安心して暮らせるまちにするために」、「今わたしたちにできること」という2つのテーマで話し合いをしました。子どもたちからは「自分からあいさつするなど小さなことから始めて、地域の人たちと少しずつ関係を深めていく」「自分から積極的にあいさつをしたり話しかけたりして、相手のことを深く知っていく」「相手のことをよく知り、バリアを少しずつなくしていければいいなと思う」などの意見が出されました。
今後も、学校教育の中で「誰もが等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであること、その他の人権尊重の理念を体得させ、不当な差別その他の人権問題の解消に向けて主体的に取り組むことができる実践力」を育んでいきます。

度会町人権教育推進協議会
担当:度会小学校

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