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[特集]森林を守る。~森林環境譲与税の取組~(2)

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三重県松阪市

■森林環境譲与税を活用した取組
(1)森林の整備
育林と森林の役割を向上させるため、手入れ不足の森林の間伐等を行っています。令和5年度は205haの間伐、528haの意向調査、87haの境界明確化等を実施しました。

(2)木材の利用促進
地域林業・木材産業の活性化や、森林の健全な維持につなげるため、松阪の木を使用して新築する木造住宅を対象に、使用量に応じた補助金の交付を59棟分交付しました。また、松阪市内の小学校へ地域材を活用した児童用机の購入を1,268台分行いました。

(3)林道整備
間伐等の森林整備や木材の有効利用、作業の安全確保等を図るために、作業道の整備を行いました。令和5年度は289mの路面工事を実施しました。

◆現場の”声”
●林業のやりがい・魅力
現在松阪市では、多くの未整備森林があるなかで、森林環境譲与税を活用して年間数百haの森林を整備しています。大規模な未整備森林を自分たちの手で整備しているところが魅力であり、やりがいにもなっています。

●林業を検討している方に
林業は、四季を感じながら自然の中で体を動かし、環境に携われる魅力的な仕事です。
最初は誰もが未経験からのスタートですが、国が推進する「緑の雇用」制度により、研修等を通じて知識や技術を習得することができます。
林業は作業の成果がすぐにあらわれます。森林を守るために間伐を行った後の、光が差し込む景色はとても達成感があり、爽快です。
松阪飯南森林組合では、就業希望者に対して職場見学も行っています。実際に重機を間近で見たり、従事する職員の話を直接聞いたりすることで、林業に対する興味をより深めていただけると思います。
一緒に森林を整備して、美しい自然を未来の子どもたちに残していきましょう!

松阪飯南森林組合 石川智章(いしかわともあき)さん

森林組合の詳細は広報紙P5のQRコードをご覧ください。職場見学も受付中!

問合せ:松阪飯南森林組合
【電話】32-3516

■松阪の木を利用してみませんか?
木材を利用することで、新たに造林が行われ、木が成長すれば伐採・製材・加工・活用することで、森林の循環が図れます。
今ある木を活かすことで数十年後の松阪の木を活かすことにもなります。自分のため、そして次の世代のためにも松阪の木の利用を一緒に考えてみませんか?
松阪市では、松阪の木を使用して新築する木造住宅を対象に、「大工・工務店」、「建築士」、「建築主」に使用量に応じた補助金を交付しています。
詳細は、松阪市林業支援センターにお問い合わせください。
【電話】60-2120

※「大工・工務店」「建築士」が同一の場合、市内15,000円/立方メートル、市外12,000円/立方メートル

問合せ:林業振興課
【電話】46-7124
【FAX】46-7001

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