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自治体の皆さまへ

くわな防災教室

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三重県桑名市

今月のテーマ:防災対策は万全ですか

防災対策では、備蓄などと共に、避難などに関する正しい知識の習得も大切な対策です。そんな大切な防災に関する知識(常識)は、社会環境などの変化により変わりつつあります。
今回は地震が発生した時の対応として、皆さんの防災知識と照らし合わせながら、防災の常識について考えてみましょう。

■地震時の火災対策
地震が起きたら「まず火の始末」と習った人も多いのではないでしょうか。しかし、近ごろでは事情が変わってきています。IHクッキングヒーターを使う家庭も増えていますし、ガスを使う場合でも震度5相当以上を感知すると自動的にガスの供給が遮断されるようになっています。このようにさまざまな火災対策が進んだこともあり、今では、地震発生時には、「まず火の始末」ではなく、「身の安全を確保してから火の始末」をするのが、防災の常識となりました。火の始末は揺れが収まってから行いましょう。また、避難する時はブレーカーを落としておくことも有効です。

■災害時のトイレ対策
大きな地震が発生した後、断水していても、お風呂に貯めておいた水やペットボトルの水を使い、トイレを流そうとする人もいるのではないでしょうか。しかし、強い揺れで排水管が破損したり、外れたりしている可能性があります。その状態で排水すると、排水管が詰まり修理が大変です。マンションなどでは、下層階で逆流したりと大きな被害につながりかねません。排水設備に問題ないか確認が取れるまでは、水は流さず、自宅のトイレなどに簡易トイレをセットして使用しましょう。また、簡易トイレは余裕をみて、7日間程度を備蓄しておきましょう。
災害対策には絶対にこれが正しいというものはありません。いざというときに慌てずに行動ができるよう、平時から災害について考えておきましょう。

問合せ:防災・危機管理課
【電話】24-1185【FAX】24-2945

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