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【市長まちなか探索】みえの伝統野菜「なばな」

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三重県桑名市

今月のテーマ:長島発祥の伝統野菜なばな

今月の特集は「甘くてちょっぴりほろ苦い伝統野菜くわなのなばな」です。
菜の花は、江戸時代から菜種油の原料として広く栽培されてきましたが、「なばな」として茎や若葉を食べるようになったのは、長島地区が発祥と言われています。今回は、親子3代でなばな栽培をしている丹羽守仁さんを訪問しました。本来であれば、収穫体験をする予定でしたが、取材当日が、まさかの大雪。急遽作業場でなばなを袋詰めするところを見学させていただくことになりました。
重さを量り、袋に詰める作業を繰り返します。家族で分担しながら出荷作業を行っていて、ちなみに娘さんの袋詰めが一番上手なんだそうです。袋詰めをした後、水滴が袋の内側につかないよう、テープ止めは出荷する直前の翌朝行います。なばなの鮮度を保つ秘訣です。
収穫期が冬場になるため、畑での作業は寒くて大変。そのためか、なばなの生産者が減っているのが課題だと教えていただきました。
そしてもう一つ、なばなの認知度も課題だと丹羽さんは言います。「菜の花は知っているけれど、なばなって何?」という声を聞くことも多いそう。たしかに、レシピサイト『cookpad(クックパッド)』で「なばな」と検索すると、タイトルに「菜の花」とついたレシピがずらっと出てきました。桑名のなばなは全国に出荷されていますが、まだ、なばなを知らない、食べたことがないという人たちへ、もっとPRしていく必要があると強く感じました。なばなのレシピ紹介など、情報発信にも力を入れていきたいと思います。市民の皆さんには、今が旬のなばなをぜひご賞味いただきたいと思います。

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