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自治体の皆さまへ

まずは知ることから『人権ってなぁに?』

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三重県桑名市

■差別を許さない社会に変えていきましょう

部落差別は過去のことではありません。現在でも生まれた場所や住んでいる場所を理由として、就職や結婚に関する差別が起こっています。本人には何の責任もないことで、不平等・不利益を強いられ、自由と平等が侵害されるという、まさに不合理な人権問題です。
部落差別には「知らない人にまで教えなくてもいいのではないか」「そっとしておけば差別はなくなる」という考えを持つ人がいます。しかし、本当にそっとしておけば、差別は自然になくなっていくものでしょうか。
家族の中での会話やうわさ話、インターネット上の情報など身近なところからも、部落差別に関する誤った情報に出会うことがあります。そのときに正しい知識がなければ、誤った情報を信じて差別を引き継いでしまいます。部落差別を知らない人が正しく認識すること、あるいは誤った認識を持っている人がその間違いに気づき、その認識を改めることが必要です。そのためには、人権教育や啓発で知識を積み重ね、正しく理解をすることが大切です。
差別とは「制度や慣習、概念、社会構造」の問題であり「思いやりや優しさ」だけでは解決できない問題です。また「自分には関係ない」「一部の人の問題」と考えて無関心でいることは、差別を容認し問題の解決を遅らせることにつながってしまいます。私たち一人一人が差別を許さない社会に変えていくために、身近にある人権問題に気づき、自分にできることは何かを考え行動をしていきましょう。

問合せ:人権センター
【電話】27-6677【FAX】27-6678

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