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自治体の皆さまへ

まもろうよ、こころ~3月は自殺対策強化月間です~

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三重県熊野市

3月は、例年自殺者が多い傾向で、特に40代、50代を中心とした中高年男性の自殺者が多くなる傾向がみられます。その理由は、多くの企業の決算期にあたり、仕事上の問題や経済的な問題を抱える人が増えるためと言われています。また、就職や転勤、進学、引っ越し、家族や友人との別れなど生活環境が大きく変化し、ストレスを受けやすい時期にあたることも自殺者が増える要因と言われています。
国では、3月を「自殺対策強化月間」と定めて、自殺を防ぐための普及啓発活動に取り組んでいます。

■大切ないのちを守るために知っておきたいこと
自殺は「追い込まれた末の死」だと言われています。生活苦、病気、育児・介護、失業、いじめ、死別などさまざまな悩みや問題を抱えるうちに、心理的に追い込まれてしまうことがあります。
そして、それはだれにでも起こる可能性があることです。
心理的に追い込まれてしまうと、周りが見えなくなり、今の状況を抜け出すには「死ぬしかない」と思い込んでしまいます。

■自殺予防のためにあなたができること
自殺を防ぐには、孤独にならないこと・孤立させないことがとても大切です。
悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴く、そして専門機関への相談をすすめるなどの支援につなげ、見守る人のことを、ゲートキーパー(命の門番)と言います。
ゲートキーパーは、特別な資格は必要ありません。悩みを抱えている人は、一人で問題を抱え込み、助けを求める力が弱くなりがちです。
皆さん一人ひとりがゲートキーパーになり、身近な人の変化に気づき、みんなでいのちを支え合っていきましょう。

(1)身近な人に「表情が暗く、元気がない」「体調不良の訴えが多くなった」などの変化を感じたら、「最近どう?」などと声をかけてください。つらい気持ちを話せるきっかけになることがあります。
(2)相手の人の気持ちを尊重して、話をゆっくり聴いてあげてください。悩んでいる人は、話を聴いてもらうだけでも楽になることがあります。話を聴いた後は、「大変だったね。話してくれてありがとう」等と伝えることも大事です。
(3)必要に応じて相談機関などにつないでください。
(4)相談機関につないだ後も、引き続き気にかけて見守ってください。

つらい気持ちを聞いてくれる相談機関があります。

~心の不調に気づいたら~
三重県内の主な相談機関
▽自殺予防・自死遺族電話相談三重県自殺対策推進センター
【電話】0120-01-7823(フリーダイヤル)
【電話】059-253-7823(平日 午後1時~4時)
▽自殺予防夜間・休日電話相談
【電話】0570-064-556(ナビダイヤル)
・平日 午後4時~午前0時
・土日祝日 午前9時~午前0時
▽自殺予防いのちの電話
【電話】059-221-2525(毎日 午後6時~11時)

問合せ:健康・長寿課保健予防第2係
【電話】89-3113

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