■南海トラフ地震・津波防災訓練を開催
ー犠牲者ゼロを目指してー
◇約二千人が防災訓練に参加
町では、「世界津波の日」の11月5日、国をはじめとした関係機関と共同で、南海トラフ地震・津波防災訓練を開催しました。
これは、近い将来発生が予想される南海トラフを震源とする巨大地震と津波から命を守るため行われたものです。
防災行政無線の放送に合わせ、約2,000人が避難したのち、16箇所の避難所および訓練会場で炊き出し訓練や資機材点検、物資受け入れ訓練などを行いました。
また、鵜殿小学校では救護所開設訓練、鵜殿港では津波遭難者救助訓練、鵜殿運動場およびその周辺では道路啓開訓練、救助訓練が行われ、本番さながらの真剣さで訓練を行っていました。
災害対策本部として開設されたまなびの郷では、スマホやドローンなどで撮影された訓練の映像がリアルタイムでスクリーンに映し出され、情報の収集を行っていました。
訓練後、西田(にしだ)町長は「臨場感あふれ、有意義な訓練を行うことができた。犠牲者ゼロを目指して万全を期したい」と話しました。
◇防災訓練の課題を振り返りトークで確認
午後からは、まなびの郷で防災訓練の振り返りとして、各地区の区長らが実施した訓練の内容や課題、反省点を発表し、その後、有識者や関係機関らとともにパネルディスカッション形式で意見を出し合いました。
また、合わせて防災啓発イベントを開催し、地震体験や消火体験、重機体験などのほか、津波救命艇シェルターや消防車などが展示され、参加者たちは楽しみながら防災について学んでいました。
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