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自治体の皆さまへ

こんにちは保健師です!その220

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三重県紀宝町

■今月のテーマ 赤ちゃんとママを守る防災ポイント
最近、日本各地で地震が頻発していますが、防災対策の必要性は感じているものの「ついつい後回しになってしまっている」という方も多いのではないでしょうか。
子どもの年齢や状況により備えておくものや持って行くものは異なってきます。
地震などの自然災害からいのちを守るために、平時のうちから家族で話し合い、「わが家のリスト」を考えておくなどできる限りの備えをしておきましょう。

○子連れの避難は時間がかかる
まず、大事なのは「子どもとの避難は時間がかかる」ことです。子ども2人を連れて逃げる場合、上の子をおんぶ、下の子を抱っこして逃げることを考えるかもしれませんが、女性が避難時に持って逃げられる重さは計10キログラム(男性は15キログラム)と言われており、その方法では親の負担が大きすぎて迅速に逃げられません。
必要最低限の持ち出し品も持つことを考えると、子どもの手を引いて逃げる方が現実的です。
そのためにも日ごろから、子どもと平地だけでなく坂道や舗装されていない道などをよく歩いて、足を鍛えておくことも大事です。

○赤ちゃんはベビーカーに乗せて逃げる?
答えはNOです。避難時には、倒壊したがれきや液状化・陥没などの恐れがあり、ベビーカーは使えません。赤ちゃんを守りながら荷物も持てる、抱っこやおんぶが有効です。
首がすわる前の赤ちゃんの場合は、口の大きなトートバッグにオムツやタオル、衣類などを入れて底上げし、タオルでくるんだ赤ちゃんを入れます。こうすると抱っこよりも頭を安定させやすくなります。赤ちゃんが呼吸していることを確認できるようにして、そのバッグを肩から下げ、一方の腕で抱えるようにして逃げてください。
この方法だと親の背中が空くため、リュックタイプのものを背負えます。

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