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【特集】出動 消防団 MY TOWN HERO(2)

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三重県菰野町

《菰野町消防団の組織体制》

令和6年4月1日現在、菰野町消防団には159名が所属しており、地域ごとに7分団10班に分かれて活動しています。

■もしものとき、安全かつ迅速に対応するため――
消防操法で技術を磨く

◆7分団10班体制で地域を守る
菰野町消防団には団長、副団長、女性消防団員が所属する団本部、そして、各地域に分団を配置し、全部で7つの分団があります。各分団、班は分団長、副分団長以下13~17人の団員で構成され、それぞれ消防ポンプ車を所有し、管轄内で火災や災害が発生した場合に出動します。また、大規模火災や地震災害など、全町に被害が出る場合には地域に関わらず出動し、消防本部と連携して活動を行います。

◆火災対応のための消防操法
火災に対応する技術を習得するために、消防団員において重要視される訓練のひとつが消防ポンプ車を用いた消防操法訓練です。5人1組で実施する消防操法は、設置された水槽から消防ポンプ車に吸水し、火災現場を想定した火か点てんと呼ばれる約60メートル先の的にめがけて放水し、撤収するまでの一連の動作を行う訓練です。消防ポンプ車の適切なポンプ操作や水圧管理、ホースの展張、火点への正確な放水、ホースや筒先を扱う者同士の緊密な連携などが求められることから全国的に訓練として取り入れられています。
実際の火災現場では消防団員全員が経験年数に関わらず、安全かつ迅速に消火活動を行えなければなりません。そのため、菰野町消防団でも消防操法を行う上で統一した要領を策定し、各分団、班で取り組んでいます。そして、その培った技術を各分団、班に分かれて競い合う場が消防操法大会です。「操作はじめ」の合図から火点の的が倒れるまでのタイムを測り、消防団員の各動作を消防署員が審査します。この大会のために消防団員は仕事後の夜間や休日に集合し、動作を少しでも早く正確に行うために訓練を重ねます。何度も何度も反復訓練を繰り返し、技術の習得と習熟に努めています。

◆How to 操法
※詳細は本紙P.5をご覧ください。

◇操法競技手順
主な活動内容のみ抜粋

1.指揮者の号令で操作を開始
2.第1火点に向けて1番員と2番員が3本のホースを結合して放水体制に入る(第1線)
3.3番員と4番員は水槽に消防ポンプ車の吸管を差し込み、4番員は適切な圧力で送水
4.第1火点に放水し、決められた色のボールを落とす
5.指揮者の合図で第2火点に向けて2番員と3番員が3本のホースを結合して放水体制に入る(第2線)
6.4番員は適切な圧力で送水
7.第2火点に放水し、標的を落とす

◆地域を守る消防団にご協力を
日々の訓練と消防団員の活動によって守られている菰野町の安全と安心。時には厳しく、時には楽しく活動を続ける消防団が担う役割やその繋がりは地域防災の上でかけがえのないものになっています。
今回の特集をご覧になった皆さんも決して他人事だと思わずに、自らの力を菰野町のために生かしてみませんか。菰野町消防団ではそんな新しい力を心待ちにしています。関心をもっていただけた方は、迷わず菰野町消防本部へご連絡ください。皆さんのご協力をお待ちしています。

○第45回 菰野町消防操法大会 6/30(日)
菰野町消防団の各分団、班が分かれて消防操法を披露します。はしご車の試乗体験や地震体験など、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。地域を守る消防団員への応援とあわせて、皆さんのご来場をお待ちしています。
会場:保健福祉センターけやき北駐車場
時間:8:00~(競技開始は8:30頃を予定)

○がんばれ!千種分団 三泗地区代表三重県大会へ出場 7/21(日)
令和6年度、三泗地区の消防団の代表として千種分団が三重県消防操法大会ポンプ車操法の部に出場します。三重県大会では県内5つの消防団が競い合い、勝ち抜けば宮城県で開催される全国大会へ進出します。
会場:三重県消防学校(鈴鹿市石薬師町452番地)
時間:10:00~(千種分団は4番目に出場)

○菰野町消防団 千種分団 分団長 谷陽介(たにようすけ)さん
家族や職場の理解があっての活動ではありますが、消防団はやってみてこそわかるやりがいがあります。地域に住んでいる者同士の消防団でしか得られない関係性や繋がりも魅力です。今年は、千種分団が三泗地区を代表して三重県大会に臨むので応援よろしくお願いします!1位、優勝を狙います!

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