イコールパートナーシップ Vol.151

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■尊重すること
最近「LGBTQ+」「SOGIE」など、多様な性についての情報を目にすることが増えてきました。性のあり方は男性・女性の2通りだけではなく、多様であるという考え方が広がってきています。
その一方で『LGBTQ+の人は自分の周りにはいない』と思うことがあるかもしれません。それは、偏見を恐れて周りに伝えていないLGBTQ+当事者が6～7割という現状があるからです。
LGBTQ+当事者であると周りに伝えることを「カミングアウト」と言います。それに対し、カミングアウトを受けた人が本人の了承なく、その人の性のあり方を他人やSNSに暴露することを「アウティング」と言いプライバシーの侵害につながります。LGBTQ+に限らず、自分の秘密を暴露されたら気分を害しますよね。
当事者は「本当の自分を知ってほしい」「この人なら伝えても大丈夫そう」といった切実な思いを胸に、相手を信じて打ち明けるのです。
カミングアウトされたら「そうなんだ、教えてくれてありがとう」と、まずは受けとめましょう。憶測で決めつけたり固定観念を持ったりせず、相手の話を聞くことが大切です。また、アウティングをしないために、「すでに誰かに伝えているか」「誰に話していいか」など、本人が伝えた範囲を確認しましょう。それが、自分を信頼し秘密を打ち明けてくれた相手の意思を尊重することにつながるのです。
カミングアウトを受け、悩んだ時は一人で抱え込まず、相談してみてください。
LGBT相談…次回、令和6年1月21日(日)開催(要予約)。市民体育館中会議室。参加費500円。

問合せ：市民課人権・市民交流係
【電話】25-1126