■“農機具庫が大変身”
きっかけは地元農家からの依頼
特産のたまねぎや稲穂の黄金色と彼岸花の赤、空の青のコントラストが美しく仕上がっています。
◆曽我部の風景を描きました
地元農家で組織する南条ファームリコリスから曽我部小学校の児童に依頼のあった農機具庫の壁画が、12月11日に6年生が最後の仕上げを行い完成しました。これは同ファームが、普段使っている農業用倉庫の壁を子どもたちの絵で飾ってもらいたいと依頼。同校が「魅力と特色ある学校づくり推進事業」の一環として取り組んだものです。
デザインは、9人の「曽我部っ子PR大使」が昨年の6月から全校に呼びかけ募集。京都市立芸術大学の学生大西さんと奥田さんが、デザインの決定から完成まで協力しました。決定した絵は、曽我部の特産である「曽(まるそ)たまねぎ」や秋の田んぼを彩る彼岸花をデザインしたものです。制作は9月から取り組み全校児童が参加し、主に5・6年生がペンキを塗りました。大西さんと奥田さんの二人は、専門的な立場からアドバイスし、子どもたちにも優しく丁寧に指導しました。
壁画は、黄金色に輝きたわわに実った稲穂や「曽(まるそ)たまねぎ」そして青空に向かって咲く彼岸花を見事に描いています。
◆お世話になりました
完成したこの日、関係者が集まり、取り組みの中心となった「曽我部っ子PR大使」から、大西さんと奥田さんの両”先生”に、完成までの歩みを記した手づくりブックをプレゼントし感謝の気持ちを表しました。依頼した同ファームの赤澤代表からも感謝の言葉とお礼の品が手渡されました。二人の指導は、今回で終わりですが、6月には特産「曽(まるそ)たまねぎ」の収穫に来ることを約束しました。
曽我部小学校では、保護者や地域の皆さんの参画や支援・協力で学校運営するコミュニティ・スクールを進めており、地域で力を合わせてより良い学校づくりに取り組んでいます。
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