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自治体の皆さまへ

大切な人、大切な自分のために、がん検診を受けましょう

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京都府井手町

■10月は、ピンクリボン月間です
ピンクリボン活動は乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診の推進など、乳がんをより多くの人に理解してもらうための活動です。
毎年10月は、ピンクリボン月間として、全国各地で様々な取り組みが行われており、京都府でも、乳がんの早期発見・早期治療の啓発のため、ライトアップ、セミナー、スタンプラリーandウォークなどを行っています。

■40歳になったら乳がん検診を
▽日本人女性の9人に1人が乳がんにかかるといわれています
乳がんは、女性が一番かかりやすいがんです。日本では、年間約9万2千人が乳がんにかかり(※1)、約1万6千人が亡くなっています(※2)。

▽乳がんは、早期のうちはほとんど自覚症状がありません
乳がんは、早期には自覚症状がないため、「異常を感じたら」では手遅れになる場合があります。乳がん検診(マンモグラフィ)は、いわゆるおっぱいのレントゲン。プラスチックの板と撮影台に乳房を挟んで上からレントゲンを撮ります。
乳がん検診は、本来約7~8千円の高価な検査ですが、本町在住の40歳以上の女性には助成があるため、2年に一度、無料で受けられます。

▽乳がんは早期のうちに治療すれば、95%以上が治ります(※3)
早期のうちに治療すれば、95%以上の人が治ることがわかっています。
※ここでいう「治る(=治癒)」とは、診断時からの5年相対生存率です。
40歳を過ぎたら2年に一度、必ず乳がん検診を受診してください。症状がある場合は、検診を待たずに医療機関を受診してください。
※乳がん検診の概要は、下記の表「受けておきたいがん検診」をご覧ください。

▽月に一度のセルフチェック
乳がんはセルフチェックで見つかることもあります。月に一度、月経開始から約1週間後の乳房の張りのないときにチェックする習慣をつくりましょう。
(1)鏡の前で腕を上げ下げして、ひきつりなどの異常がないかを目でチェック
(2)仰向けに寝て、指でつまむのではなく4本の指をそろえ、指の腹で軽く押すようにして、しこり(硬い部分)がないかどうか、まんべんなく触れる
(3)乳首をつまみ、分泌物がないかチェック

■20歳になったら子宮頸がん検診を
▽若年層がなりやすいがんです
子宮頸がんは、子宮の入口の「子宮頸部」にできる悪性の腫瘍です。日本では、年間約1万1千人が子宮頸がんにかかり(※1)、約2900人が亡くなっています(※3)。
子宮頸がんは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」が原因で発症します。HPVは性交渉経験のある女性の大半が一度は感染するウイルスといわれており、誰でも感染する可能性があります。

▽早期のうちはほとんど自覚症状がありません
子宮頸がんは、早期には自覚症状がないため、「異常を感じたら」では手遅れになる場合があります。
子宮頸がん検診の効果は極めて高く、がんになる前の正常でない細胞も発見できます。検査時間は15分程度で、痛みはそれほどありません。柔らかいブラシなどで、子宮の入口を軽くこすって細胞を採取し、顕微鏡で異常な細胞がないか調べます。
子宮頸がん検診は、本来約8千円の高価な検査ですが、本町在住の20歳以上の女性には助成があるため、2年に一度、無料で受けられます。
子宮頸がんは、早期のうちに治療すれば、90%以上が治ります(※3)。早期がんなら子宮を摘出せずに治癒できるため、妊娠・出産も可能です。
※ここでいう「治る(=治癒)」とは、診断時からの5年相対生存率です。
20歳を過ぎたら2年に一度、必ず子宮頸がん検診を受診してください。
症状がある場合は、検診を待たずに医療機関を受診してください。
※子宮頸がん検診の概要は、下表「受けておきたいがん検診」をご覧ください。

■受けてください、命を守る大切な検診
日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっています。がんによる死亡者数は年間38万人を超え、本町でも死亡原因の1位(※4)となっており、決して他人事ではありません。
下表のがん検診を受診した人は、受診しなかった人に比べて死亡率が低下することがわかっています。家族や知人も誘って、定期的にがん検診を受けましょう。症状がある場合は、検診を待たずに医療機関を受診してください。
※1出典 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(2020年)
※2出典 令和4年人口動態統計
※3出典 公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計2024」
※4出典 京都府保健福祉統計(令和4年)

表 受けておきたいがん検診
費用:全て無料で受けられます

受診方法(乳がん・子宮頸がん):
(1)保健センターへ検診を申込む
(2)受診券などが送付されたら、医療機関に直接予約する
(3)受診券など・健康保険証を持参し、検診を受診する

申し込み方法:6月配布の「各種検(健)診のお知らせ」をご覧ください

問合せ:保健センター
【電話】82-3385

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