■歯周病を防いで健康に
▽歯周病とは…
歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に細菌が入り込んで起こる感染症のことです。歯肉に炎症が起きたり、歯を支えている土台の骨が溶けたりすることを合わせて、歯周病といいます。細菌の作り出す酸によって歯が溶かされて、歯に穴があく病気がむし歯で、歯周病はむし歯とは大きく異なる病気です。
▽歯周病の恐ろしさとは…
口の中の病気だけにとどまらず、全身疾患との関連性も指摘されていることです。近年、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、認知症などさまざまな病気で歯周病との関連性が明らかになってきています。
初期の頃はほとんど自覚症状がないため、知らない間に進行してしまうことがあります。しかし、歯周病にかかっている日本人は非常に多く、歯周病と診断される人は、全年齢層の約4割、進行した歯周病(歯周ポケットが4ミリ以上)も45歳以上では半数以上に上るのです。
▽歯周病を予防するには
毎日のケアが重要になります。日々のブラッシングに加えて、歯間ブラシやフロスなどを使ってプラーク(歯垢)をしっかり取り除きましょう。また、定期的に歯科医院を受診して、自分では取り切れない歯垢や歯石を取り除いたり、歯ぐきの状態をチェックしてもらうことも大切です。
本町では「すこやかプラン(第2次井手町健康増進計画)」を策定し、住民の皆さまの健康づくりを推進しています。これから「広報いで」で「健康ひと口メモ」として健康づくりに関する情報を適宜提供いたします。
問合せ:井手町保健センター
【電話】82-3385
<この記事についてアンケートにご協力ください。>