無料
胃内視鏡検査も含めてすべてのがん検診を無料で受けられるのは京都府内では井手町だけです
■がん検診
日本人の2人に1人は一生のうちにがんに罹ると言われています。
井手町では、男性の肺がんと女性の大腸がんの死亡者が特に多いです。
がん検診の対象者は症状がない募集人員:健康な人です。忘れずにがん検診を受診しましょう。
■がん検診のメリット
検診を受け、がんの早期の発見・治療をすることでがんによる死亡率を低下させることができます。
■がんを早期発見できる期間はわずかです
がんを早期発見できる期間はわずかですので、定期的に受診し、進行する前に発見することが重要です。
検診は毎年(胃がん検診[胃内視鏡検査]・乳がん・子宮頸がん検診においては2年に1回)受診することができます。
ただし、お身体の不調や症状がある場合は次の検診を待たずに医療機関を受診してください。
■精密検査までががん検診です
検診で「異常あり」となった場合は、必ず精密検査を受けてください。検診は町と、各医療機関・検診実施機関が連携して行っています(精密検査の結果は町に報告されます)
がん検診の流れ
▽胃がん(バリウムによる胃のX線検査又は胃の内視鏡検査で調べます)
胃がんは、胃の粘膜にできるがんです。早期に発見できれば、胃を取らずにがんを治療することができますが、早期のうちは自覚症状がほとんどないため、検診を定期的に受診することが重要です。
▽肺がん(胸のX線検査で調べます)
肺がんの一番の危険因子はタバコです。ただし、タバコが原因とはいえない肺がんもあり、たばこを吸わない人であっても注意が必要です。特に肺の奥にできるがんは、咳やたんなどの症状が出にくく、発見が遅れやすいので、定期的にがん検診を受診することが必要です。
▽大腸がん(便検査で出血があるか調べます)
大腸がんは、大腸(結腸・直腸)に発生するがんで、良性のポリープががん化するものや、正常な粘膜から直接発生するものがあります。早期の大腸がんは自覚症状がほとんどないため、検診を定期的に受診することが重要です。
▽乳がん(問診・マンモグラフィ検査で調べます)
乳がんになる人は30歳代後半から増え始め、40・50歳代の女性のがん死亡原因のトップです。早期の乳がんは自覚症状がないことが多いため、検診を定期的に受診することが重要です。
▽子宮頸がん(視診・内診・子宮頚部細胞診で調べます)
子宮頸がんは、20歳代後半から増加する女性特有のがんです。子宮の入口近く(子宮頸部)にできます。子宮頸がんは早期のうちは症状がなく、進行するにつれて、月経以外の出血(不正出血)や、おりものの変化、腰痛、腹痛などが現れるようになります。
▽前立腺がん(血液検査で調べます)
前立腺の細胞ががん化して異常増殖する男性特有の病気です。加齢(患者さんの多くが60歳以上)、遺伝的要因、食生活の欧米化などが危険因子として挙げられ、年々前立腺がんのがん患者は増加しています。
今年度から、50歳以上の方は胃内視鏡検査を選択できるようになりました。
※検診のデメリットもあります。
(1)がん検診で100%がんが見つかるわけではないこと
(2)がんでないのに「要精密検査」と判定される場合があること
(3)検査に伴う偶発症の問題(バリウムの誤嚥など)
申込方法などについては、6月配布「各種健(検)診のお知らせ」をご覧いただくか、井手町保健センター(【電話】82-3385)までお問い合わせください。
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