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本市最古の木造建築で国指定重要文化財 久美浜天平二年創建 本願寺本堂修理現場を公開

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京都府京丹後市

久美浜町にある本願寺本堂は、京丹後市最古の木造建造物であり、国の重要文化財にも指定されています。この貴重な本堂を後世に引き継いでいくため、昨年度から2年間の計画で、檜皮葺(ひわだふき)屋根の全面葺き替えを行っています。
多くの市民に文化財の重要性や保存修理の必要性、地域の歴史文化の継承の大切さを知ってもらうことを目的として9月28日、普段見ることができない文化財の修理現場を一般公開しました。この日、事前に申し込んだ約60人が参加し、修理の解説などに熱心に耳を傾けました。
また、一般公開に先立ち9月10日には、かぶと山小学校5年生の児童たちと久美浜中学校1年生の生徒たちが修理現場を訪れ、竹釘(たけくぎ)を使って檜皮(ひわだ)を留める体験や檜(ひのき)から採取した檜皮を成形する「拵え(こしらえ)」作業、振(ぶ)り縄(なわ)を使って境内の木に登る様子などを見学しました。

■本願寺本堂と檜皮葺き
・本願寺は、703(天平2)年の奈良時代に行基が開いたと伝わる寺で、本堂は市内で最古の木造建築として鎌倉時代後期のものと考えられています。
・檜皮葺きは、日本に古くから伝わる屋根葺の技法で、檜から皮を剥ぎ、大きさを整えて水に漬けて濡らします。その後、竹釘を用いて檜皮を等間隔にずらしながら屋根に留めていきます。

問合せ:文化財保存活用課
【電話】0772-69-0640

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