つくろう!みらいのまち~遊び、学び、くつろぎの交流・創造拠点~
特集 都市拠点公共施設整備の基本計画を策定 新たなまちの拠点となる公共施設をつくる計画
■まちの玄関口として人が集まり、交流や活動の拠点となる場所
市は現在、都市拠点エリアにおいて「都市拠点公共施設」の計画を進めています。その施設が、多世代の交流や活動の拠点となるような施設のあり方について示す「京丹後市都市拠点公共施設整備基本計画(以下、基本計画)」を3月に策定しました。
ワークショップで若者や学生の意見を取り入れながら令和3年から2年間をかけて策定した都市拠点構想「つくろう!みらいのまち」。その構想に基づいて、核となる施設機能の子育て支援施設や図書館の利用者を対象に、アンケート調査や関係者ヒアリングなどを実施。さまざまな機能や配置、動線などを想定しながら、都市拠点公共施設整備基本計画策定検討会議にて議論を重ね、原案をとりまとめました。
基本計画には、京丹後の未来に向けた多くの願いやさまざまな想いが込められています。新たなまちの玄関口として賑わいを生み出し、年齢や性別、障害の有無などに関わらず誰もが気軽に利用でき、多世代が集まり交流する拠点となるよう、コンセプトや基本方針、機能について詳しく示しています。
▽施設整備が予定されているエリア
都市拠点の対象範囲:国道312号線と482号線の交差点付近
施設整備予定エリア:峰山インター線、国道482号線の交差点付近で公共施設整備を計画
参考:京丹後市都市拠点公共施設整備基本計画(令和6年3月)より
導入機能イメージ/全体:子育て支援機能や図書館機能、文化・芸術・スポーツ活動支援機能、市民活動支援・交流機能といった多様な機能が連携、相乗効果を発揮することで、幅広い世代の方に利用される開放的な施設を目指します。
■つくろう!みらいのまち 誰もが使える開放的な施設
国立社会保障・人口問題研究所による推計では、2045年の市の総人口は、2020年と比較して37パーセント減少し、高齢化率は50パーセントに上ると予想されています。人口減少に歯止めをかけるためには、若年層の移住・定住を促進し、さらに希望どおりの結婚や出産、子育てができる環境を整え、出生数の増加につなげていくことが重要となります。妊娠期からの母子の健康づくり支援や、一体的な相談体制の整備、子どもたちが安全に遊び交流できる場づくりなど、子育て支援の拡充が必要です。
また、高齢化社会にあって、誰もが生きがいをもって生活できるよう、ライフステージに応じた学習や交流機会の充実を図り、社会教育や文化芸術活動への支援・推進を図る必要もあります。さらに、市の道路ネットワークは、市域南部の京丹後大宮インターチェンジまで山陰近畿自動車道が開通したほか、国道178号、312号、482号により本市の広域交通今後、山陰近畿自動車道が延伸し「(仮称)大宮峰山インターチェンジ」の供用に伴い、施設整備予定エリアには峰山インター線が整備されることから、交通アクセスの改善が見込まれます。
それらのさまざまな要素を踏まえ、都市拠点公共施設の整備を推進していきます。
▽計画におけるコンセプト
つくろう!みらいのまち~遊び、学び、くつろぎの交流・創造拠点~
▽基本方針
・年齢、性別、障害の有無などに関わらず、誰もが利用できる施設
・ゆっくりと安らげる開放的な施設
・複合施設の各機能が連携し、相乗効果が発揮される施設
・ICT等先端技術に触れられ、出会いや発見がある施設
・多世代が交流し、地域への愛着や誇りが育まれる施設
・新たな市の玄関口としてにぎわいを生み出す施設
<この記事についてアンケートにご協力ください。>