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地域コミュニティ推進課のメンバーが取材 新コミュのススメNo.13 弥栄町吉野地域

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京都府京丹後市

「新しい地域づくり」のキーマンから思いを聞く
New Community Examples

■地域づくりの頼れるコンビーいやさか吉野地域づくり協議会ー
新コミュの組織づくりにおいて、市が指標とする段階のステップ3まで進んだ、いやさか吉野地域づくり協議会。ここでは、地域マネージャーが2人体制で活動していて、それが江草智子(えぐさともこ)さんと森野有美(もりのゆみ)さんのコンビ。協議会がまだ準備段階だった頃から、地域マネージャーとして活動していた江草さんの負担を「軽くしてあげたい」と思っていた森野さん。お互い顔見知りで、それぞれ別の区の事務員をしていることもあって、兼務の大変さはよく分かっていました。ステップの段階が進むタイミングで協議会からマネージャーに誘われた森野さんは「1人より2人の方がいいよね」と、江草さんをサポートするつもりで参加。これがコンビ結成のきっかけです。
吉野地域では、区の事務員さん同士がたまの茶話会やイベントなどで顔を合わせることも多く、江草さんは吉澤区、森野さんは芋野区の事務員として、これまでも気軽に悩み相談や活動の共有をしてきました。そのうちおしゃべりを楽しみにいろんな人が加わるようになり、いつしか吉野校区をまたぐ交流の輪ができていったそうです。

■足したり掛け合わせたりバランスの良いコンビ
茶話会から広がった〝つながり〟は、地域活動の連携へと発展していきます。元々、区の垣根が低い土地柄もあって、吉野地域にある3区内で連携して、合同サロンや見守り活動、文化祭、収穫祭などさまざまな事業が行われるように。中でも、文化祭は3週間にわたって3区を巡回して展示を行うことで、人も作品も行き交うイベントになりました。これを提案した江草さんと横でサポートする森野さんは、あ…うんの呼吸で準備や調整を行っていきます。「0から1にするのは難しいけど、足したり掛け合わせたりして1を5や10にすることはできると思うんです」と話す江草さん。まさに、その言葉が2人の関係性を表しています。
協議会が掲げるスローガンの〝みんなでつくろうおもしれぇ吉野〟には、堅苦しい地域の役割という概念を捨て、単純に地域のみんなで面白いことをしたいという思いが込められています。気軽なおしゃべりから始まった2人のコンビが、今や協議会の頼れる存在に。スローガンが着実に実を結んでいるのが分かります。

■恒例の古代米の稲刈り
吉野地域には古代米(赤米)という地域の宝がある。芋野郷赤米保存会が主催する稲刈りイベントでは、収穫後の古代米を使ったラーメンやケーキを子どもたちも楽しみにしている

問合せ:地域コミュニティ推進課
【電話】0772-69-1050

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