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地域福祉の担い手ー市政トピックス・インタビュー

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京都府京丹後市

みんなどこかでお世話になってる民生委員・児童委員~知っていますか?あなたの身近な相談役~

■京丹後市民生児童委員協議会会長 今田幸四郎(いまだこうしろう)さん
平成25年に民生委員・児童委員に委嘱され4期目。令和元年からは大宮町民生児童委員協議会会長。また、令和4年からは京丹後市民生児童委員協議会会長に就任し、市全体での活動にも尽力。

▽地域の人の身近な存在でいたい
民生委員・児童委員(以下、民生児童委員)は、地域で生活する誰もが安心して生活できるよう、暮らしを見守るボランティアとして、厚生労働大臣から委嘱を受けた非常勤の公務員です。京丹後には200人の民生児童委員がいて、それぞれの地域で福祉増進のために活動しています。そんな地域福祉の担い手である民生児童委員が、普段どんなことをしているのか。取り組み内容や思いについて今回、京丹後市民生児童委員協議会の今田会長に聞きしました。

―主な活動を教えてください
今田:地域の安全を見守り、住民の相談に応じて生活課題の解決に当たったり、地域全体の福祉増進のための活動に取り組んでいます。分かりやすく言うと〝地域にいる身近な相談相手〟だと私は考えています。具体的には、子どもの登下校の見守りや訪問活動、住民の悩みや困っていることなどをよく聞いて状況や思いなどを理解し、関係機関・団体へのつなぎ役をします。どれだけ親身になれるか、身近に感じてもらえるかを大切にしています。また、子どもや子育てを担当する主任児童委員というのもあります。こちらは担当区域を持たず、学校や児童委員と連携しながら子育て支援(赤ちゃん訪問など)や、児童健全育成活動などに取り組んでいますね。

―活動で心がけていることは
今田:一人で悩まず、抱え込まず仲間に相談すること、コミュニケーションと信頼関係を作っていくことを心がけています。また個人情報を扱うことも多いので、守秘義務を徹底していますね。住民に〝安心・安全な地域〟だと思ってもらうためには、積極的に話をしたり、その会話で相手が中心となるようにしたり、会話をしながらどこにつなげるのが良いのかをいつも考えています。

―やって良かったと思うことは
今田:訪問活動や赤ちゃん訪問の時「民生委員にならんかったら高齢者や親御さんたちとこうやってゆっくり話す機会はなかったかもな」と思いますし、子どもたちの登下校の見守りにはやりがいを感じます。この時期は暑いですが(笑)子どもたちとコミュニケーションは本当に楽しいですね。あと何より「ありがとう」の一言をいただいた時。やって良かったと本当に感じます。他には、たくさんの委員の方と対話できることでしょうか。昔懐かしい人に再会することもありますよ。

▽活動をもっと多くの人に知ってほしい
今田:
民生児童委員は、町単位で協議会があって、そこで地域の活動以外にも委員への連絡や調整、知識・技術の研修を行っています。さらに、6町の協議会会長と副会長で構成する京丹後市民生児童委員協議会では、年に1度全員研修会を実施したり、京都府民生児童委員協議会などにも参加しています。研修で学んだ良い活動とかは、自分の町へ持ち帰ったりとかね。みんな意欲的に活動しています。でも、厚生労働省の報告では若い人になるほど民生児童委員の活動を知らない人が多い。この活動がもっと浸透していけばいいなと感じています。
来年はいよいよ一斉改選を迎えます。3年に1度の機会で新しい委員の方も各町増えるでしょう。皆さんも、地域の自治会長から依頼があったらぜひ受けていただけたらと思います。

次号、各町の活動を紹介します。

問合せ:生活福祉課
【電話】0772-69-0310

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