区・自治会では、地域住民のつながりを深め、誰もが安心して暮らせるよう、さまざまな活動に取り組んでいます。しかし、現在は多くの団体で、役員の高齢化や担い手不足などの課題を抱えています。
より多くの人に区・自治会活動を知ってもらうため、活動を担っている人に話を伺うシリーズを不定期で掲載しています。
■No.6 薪(たきぎ)区
薪区長の村山久昭さん
◇薪区の特徴は
薪区は1,600戸以上が加入する、市内でもかなり規模の大きな区です。現在も新興住宅地が開発されている影響などで、加入戸数は増加傾向にあります。
◇区の行事について
新型コロナウイルス感染防止のため、しばらく中止していた行事も多くありますが、今年は4年ぶりに再開します。例年100人以上が参加する「子どもみこし」については、鼓笛隊を先頭に、子どもたちが元気な掛け声とともに地域を巡ります。「運動会」については、より多くの区民に参加してもらえるように、これまでの競技を見直し、ゲーム感覚で気軽に楽しく参加できる種目を新たに設けます。「文化産業祭」については、うどんなどの軽食コーナー・農作物の販売・模擬店・起震車体験・子どもたちの作品展示などを予定しています。
各行事は、時代の流れに合うように一部内容を変更するなどの工夫を行っています。久しぶりに地域ににぎわいが戻ってきて、区民の皆さんには喜んでいただけると思います。
◇区の加入促進の取り組みについて
住宅地の開発業者の協力のもと、新居を購入された方に区の資料を配布したり、班長が自宅を訪問したりして、加入促進を図っています。
◇薪区のこれからについて
酬恩庵一休寺を中心に天理山古墳群などの文化資源を生かして、地域のにぎわいづくりに取り組んでいきたいです。
また、住民同士のつながりは、子どもたちから高齢者まで、近所同士の顔が見えるような関係性が理想だと考えています。実際、あるお宅に異変があった時、近所の人がそれに気付いたことで、解決につながった事例がありました。人と人とのつながりが育まれ、安心して暮らせる地域をつくっていきたいです。
※インタビュー内容は、9月時点のものです。
問合せ先:市民参画課
【電話】64-1314
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