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アメリカの文化と生活 ザ・U.S.A

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京都府京田辺市

ハロー!CIR(国際交流員)のシャベズ・莉愛(りあ)(25)です。私の母国アメリカの文化・習慣について毎月連載しています。
『節分の日は毎年、ALT(外国語指導助手)の友人と恵方巻きを作ります。今年の具材は、サーモン・アボカド・だし巻き玉子のほか、乾燥シイタケからとっただしで煮たニンジンも入れました。』

■シリーズ(26)セントパトリックデー
◇セントパトリックデー3月17日は、5世紀にアイルランドにキリスト教を広めたといわれる聖パトリックの命日で、イギリス圏では「Saint Patrick’s Day(セントパトリックデー)」と呼ばれる祭りが行われています。1762年の同日、アイルランド人移民が多いアメリカで、ホームシックになったアイルランド系の兵士たちがニューヨーク市でパレードを行ったことをきっかけに、現在では、愛国心を表す祭りとして開かれています。

◇セントパトリックデーの習慣
ニューヨーク市で行われるパレードは世界最大規模で、アイルランドにゆかりのある15万人以上の市民が、緑の帽子や服を身に着けて、楽器を演奏したり、ダンスを踊ったりしながら行進し、約300万人が観覧に訪れます。この日は友だちとお酒を酌み交わすことが多く、居酒屋やバーでは特別セールが行われます。特にアイリッシュパブはとても人気があり、緑色のビールを楽しむことができます。また、私の出身地の近くにあるシカゴ市での祭りでは、都市の中心部を流れるシカゴ川を緑に染める習慣があります。

◇緑の妖精レプラコーン
パレードでは、緑の服を着ることは縁起が良いとされている一方で、緑の服を着ていない人は知り合いにつねられてしまうかもしれません。この習慣の背景には、「レプラコーン」と呼ばれる緑色の服を着たいたずら好きな小さな妖精が、緑色の服を着ていない人をつねるというアイルランドの伝説に由来します。パレードでは、レプラコーンの仮装をした人々の姿が多く見られます。

問合せ先:市民参画課
【電話】64-1314

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