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《特集2》乗って守ろう!公共交通~路線バスをなくさないために、私たちができること~(2)

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京都府京田辺市

■〔今冬に試験運行〕スクールバスを住民に開放 普賢寺地域の交通利便性が向上
市は、自然が多く残る市南部の普賢寺地域において、普賢寺幼稚園・小学校に通うこどもたちが乗るスクールバス(奈良交通に委託)に、地域住民が一緒に乗り合う「混乗」の実証運行を来年1月に行います。

◇普賢寺3地区(打田・高船・天王)のバス事情
最寄り駅の三山木駅から打田・高船地区への路線バスは、1日2往復(奈良交通)が運行しています。

◇便数の多い水取バス停まで混乗バスが接続
普賢寺小学校前の水取バス停から三山木駅までは、路線バスが1日6往復運行(奈良交通)しています。3地区から水取バス停までを1日5回巡回しているスクールバスに乗り、水取バス停で路線バスに乗り換えることで、三山木駅へのアクセスが格段に向上します。
実証運行に向けた具体的な運営方法などは、今後、市やバス事業者などでつくる「市地域公共交通活性化協議会」で話し合います。

■〔Interview〕運転士の声
京都京阪バス 運転士 若杉剛哉さん(51)
余暇は、外食・買い物・温浴施設などでリフレッシュしています。

◇業務内容は
近鉄新田辺駅から宇治田原方面、JR松井山手駅から久御山方面の路線を担当しており、運転士歴は今年で22年目になります。

◇運転士を目指したきっかけは
こどもの頃から電車やバスに携わる仕事に憧れを抱いており、住民の足として地域貢献できる路線バスの運転士を職業に選びました。

◇やりがいを感じる時は
乗客の命を預かる使命感や、生活に欠かせない公共交通を支えていることの誇りがやりがいにつながっています。

◇うれしかったことは
乗客から「ありがとう。以前もあなたのバスに乗せてもらったよ」と言葉を掛けていただいた時は、私を覚えてくださっていたことに感激しました。

◇心掛けていることは
事故を起こさないことが最も大切なので、常に体調管理や平常心を保つことを心掛けています。また、人にやさしい運転を意識するとともに、安全で快適な車内空間づくりとして、適切なアナウンスや、親切で丁寧な接客に努めています。

◇最後に一言
弊社は雰囲気が良く気軽に話せる社員ばかりです。地域の足を支える運転士として、私たちと一緒にハンドルを握りませんか。

■運転士の1日を紹介
※京阪バスの場合
単独乗務が可能なレベルに達するまでは、教官や指導運転士が同乗した実際のバスで、基本的な運転操作や運行経路、停留所の位置などを学びます。

〔早出のタイムスケジュール〕

◇出勤
・担当車両の点検を行います。
・アルコールチェックのほか、時刻・服装・健康状態・携帯品・指示伝達事項の確認など定められた点呼を運行管理者と対面で行います。

◇出庫
運転指令票に基づいて乗務します。運行中は安全運転はもちろん、親切な接客・接遇を心掛けます。マイクでの案内、ドアの開閉、乗客の状況確認、運賃の確認、「ご乗車ありがとうございました」の声掛け、終点での忘れ物点検などを行います。

◇中間入庫・出庫
途中で営業所に入庫する区切りが1・2回あります。次の出庫までの時間は、休憩や食事をしたり、他の社員と会話したりして思い思いに過ごします。

◇入庫
運行を終えると車庫に回送入庫し、燃料スタンドで給油します。駐車枠にバスを止めて下車します。
アルコールチェック・運行状況報告・翌日の勤務確認などの入庫点呼を運行管理者と対面で行い業務終了です。

■運転士急募!
大型2種免許取得支援制度あり
女性運転士も活躍
路線バスの維持には運転士の確保が急務です。市内を走る3つの路線バスの事業者は、随時、運転士を募集しています。あなたも地域交通を支えるドライバーになりませんか。

問合せ先:計画交通課
【電話】63-1219

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