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[対談]宇治市長 松村 淳子(まつむら あつこ)×俳優 柄本 佑(えもと たすく)

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京都府宇治市

大河ドラマ「光る君へ」(NHK)の藤原道長役をきっかけに、宇治と関わりが出来た柄本佑さんが、市内の藤原氏や「源氏物語」ゆかりのスポットを巡られた後、松村市長と対談を行いました。対談では、市内を巡っての感想や、藤原道長への想いなどについてお話いただきました。

■時代を錯覚する景色
市長 宇治市内を巡って一番印象的だった場所はありますか。
柄本 特に印象的だったのは平等院鳳凰堂です。当時の人々が極楽浄土を追体験していた場所が今も残っていることがすごいと思いました。また、宇治川を挟んで“あの世”と“この世”で分かれていたというように、土地と一緒に物語があったことも印象的です。
市長 柄本さんが感じてくださった思いを、宇治市を訪れた皆さんにも感じてもらえるようなまちづくりを進めています。
柄本 宇治川の上流を望んだ景色を見ると、まるで時代を遡ったかのように錯覚しました。また、平安時代の建物が残っているので、「ここに道長がいたんだ…」と感慨深く感じました。
市長 市民の幅広い世代の方が宇治橋周辺の景色を気に入っておられます。宇治橋からの景色を守り続けたいと考えています。大吉山の展望台からは、この景色を上から眺めることが出来ますよ。
柄本 宇治は“心地良いところ”ですね。空気感に居心地の良さを感じました。

■柄本さんが演じる藤原道長
市長 今回、藤原氏や源氏物語ゆかりの地を巡られて、今後の演技等にどのような影響が出るのでしょうか。
柄本 道長について掘り下げることが出来たので、演技の土台になると思います。役作りにおいて、新たな何かが生まれる気がしています。
市長 歴史上の人物は、その人物像や人柄より、功績を見ることが多いのですが、道長を演じるうえで、気を付けておられることはありますか。
柄本 道長がしてきたことだけでなく、人間性も大事だと思います。今回、役柄に導かれて宇治に来て、まちに住んでいる人たちが残してこられた、時代を超える空気感を深く感じました。その感覚を私が演じる道長像に繋げて、演技に奥行きを出していきたいです。
市長 柄本さんが演じられる道長を楽しみにしています。本日は、どうもありがとうございました。

●柄本佑さんプロフィール
1986年12月16日生まれ。東京都出身。映画『きみの鳥はうたえる』などでキネマ旬報ベスト・テン主演男優賞、毎日映画コンクール男優主演賞ほか受賞。最近の出演作に映画『火口のふたり』『ハケンアニメ!』『シン・仮面ライダー』、ドラマ「空白を満たしなさい」「初恋の悪魔」などがある。

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