毎日健康で元気に過ごすために欠かせない食事。皆さんは毎日朝ごはんを食べ、栄養バランスを考えた食事をしていますか?誰かと楽しく一緒にごはんを食べていますか?今回は「食育」をテーマに市の取組を紹介します。
■食育ってなに?
農林水産省によると、食育は「生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるべきもの」と位置付けられるとともに、「様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること。」とされています。
■木津川市の食育
市では平成23年度に「すこやか木津川21プラン~健康増進計画・食育推進計画~」を策定し、健康づくりと食育を推進してきました。
その後、令和4年度から10年間の計画として、国や府の方向性や、第1次計画の評価を踏まえた第2次計画を策定し、新たな目標を掲げ、健康づくりや食育の普及などに向けて取組を進めています。
また、市内の小・中学校でも、こどもたちの健やかな成長を守るため、新鮮な地元産の野菜や旬の食材を使用し、常に安全で安心できるおいしい学校給食を提供したり、地域に根差した学習として、食べ物を大切にする意識や関心を持てるよう、田植えや稲刈り体験などをおこない、食の大切さを学んでいる学校もあります。
皆さんが健康で元気に過ごせるように、計画に基づき、様々な取組をおこなっています。その中の栄養や食生活に関する取組の一部を紹介します。
■食育レシピコンテスト
令和2年に市民約1万人を対象としておこなったアンケート調査からは、高血圧症や糖尿病、脂質異常症で受診される方の割合が府の基準と比べても高く、野菜や魚の摂取頻度が低いことが明らかになっています。
将来の生活習慣病予防のためにも、野菜や魚を使ったバランスの良い食生活についてご家庭で考える機会を持つために、毎年、食育レシピコンテストをおこなっています。毎年8月に市内小・中学生に募集をし、令和5年度は670通の応募がありました。
入賞したレシピはホームページや市内の連携飲食店、スーパーなどでも紹介しています。
▽令和5年度入賞レシピ
「秋のよくばりギョーザ」
令和5年度の食育レシピコンテストについてはこちら
※2次元コードは本紙をご覧ください。
■毎年6月は「食育月間」、毎月19日は「食育の日」
国は、食育基本法が成立した月である6月を「食育月間」とし、「しょ→初→1、く→9」に繋がることや、「育(いく)」から「19」を連想することから、毎月19日を「食育の日」と定めています。
市でも「食育月間」の1か月間は、食材の紹介や食事の大切さなどを伝えるパネル展示や、レシピの配布をおこなっています。また、毎月19日の「食育の日」には、2か月に1回、講義やクイズなどをおこなうミニ講座をおこない、その回のテーマにあわせたレシピを紹介しています。
▽7月の食育の日
日時:7月19日(金)午前10時~11時30分
場所:市役所1階「住民活動スペース」
内容:「熱中症予防と食事~水分について考えよう~」をテーマにエコクッキングレシピを配布します。
これからも、皆さん一人ひとりが健康的に暮らせるよう、社会全体で健康づくりを積極的に支援し、市民・行政・組織・地域の連携と協働で皆さんの健康づくりに取り組んでいきます。
問合せ:健康推進課
【電話】75-1219
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